舌の上で「ざらざら」とむき出しになるタンニンや微細な渋み。

果実や植物の皮のような「ごつごつ」とした質感。

ブドウ畑からボトルまで丹精の込もった手触りのある作品は、

職人=アルティザンの精神そのものを表す。

テイスティング

外観

やわらかなオレンジ色が広がり、微かな濁りがあります。

香り

ゲヴュルツトラミネールがもたらすローズやジャスミンの花のニュアンスに、ピノ・グリの洋梨やリンゴのような爽やかな香り。スキンコンタクトによりワインに複雑な香りが加わり、オレンジワイン特有のワックスやハニーのようなニュアンスも感じられます。

味わい

ライチやマンゴーのようなトロピカルフルーツの甘さに、フルーティーで柑橘類や洋梨のような風味が特徴です。オレンジワイン特有のテクスチャーやタンニンが、口当たりに複雑さと深みを加えます。ワインの余韻に微かな苦みやミネラル感が感じられることもあります。

ハーモニー料理

アジア料理: スパイシーで香辛料の効いたタイのグリーンカレーやシーフード料理は、オレンジワインの複雑な風味と楽しく合わせられます。タジンやクスクスなどもおすすめです。

魚料理: 出汁のきいた白身魚の餡かけは、ピノ・グリの芳醇さとゲヴュルツトラミネールの厚みのある味わいと好相性。エビチリなどともよく合います。

豚肉の料理：とんかつや豚の角煮との組み合わせも、ワインのコクが引き立ちます。

ワイナリー情報

アルザスでも著名なドメーヌ、マルセル・ダイス。アルザス地域の豊かな歴史と伝統を踏まえつつ、自然な醸造法やビオディナミ法を取り入れ、化学的な介入を最小限に抑えることを目指しています。異なる畑の異なるブドウ品種をブレンドすることで、土地の個性やテロワールをより深く表現しようとするスタイルが特徴のワインは、豊かで複雑な風味を持ち、テロワールの表現力が高くなります。そのマルセル・ダイスの現当主ジャン・ミッシェル・ダイスの長男であるマチュー・ダイスが伯父の畑を継承して誕生したドメーヌです。

2012年のマチューの継承と同時にビオディナミに転換し、厳しい収量制限なども含めて「ダイス流」の栽培が開始されました。ドメーヌ名は「夢見る者のぶどう畑」を意味する「ヴィニョーブル・デュ・レヴール」。2015年に発売が開始されました。

「長期熟成型のマルセル・ダイスのワインに対し、ヴィニョーブル・デュ・レヴールのワインは、より若いうちから楽しまれることをイメージして造っています。また、新ドメーヌでは「自由と革新」をキーワードに、これまでアルザスでは行われていなかった醸造法なども積極的に取り入れていきます。マセラシオン・カルボニックやアンフォラによる醸造も行う予定です。ぜひ楽しみにしていてください」。

マルセル・ダイス同様、アルザス地域の豊かな歴史と伝統を踏まえつつ、新しいアプローチやアイデアを取り入れた斬新なスタイルで今後が非常に楽しみな生産者です。

注意事項

※画像はイメージです。ワインのラベルやキャップシール等の色、デザインは変更となることがあります。

またヴィンテージは、商品名や説明に記載がない場合、商品の画像と異なる場合があります。あらかじめご了承ください。

※商品の性質上、お客さまのご都合での返品・交換は原則としてお受けいたしかねます。