レビュー 14件
ウルテリオール・ナランハ
ウルテリオール・ナランハ
ウルテリオールシリーズのガルナッチャ(赤)は個人的にとてもお気に入りなのですが、今回はアルビージョ・レアル(オレンジ)。こちらも淡さとエレガンスがなんとも心地よいです。アプリコットや黄桃に、紅茶、ほのかにドライハーブやスパイスのニュアンスを持ち、アロマティックな印象を持ちながらも、オレンジワイン特有の穏やかなタンニンと質感で食事にも寄り添う仕上がりに。
赤ワイン
ウルテリオール・ガルナッチャ・パルセラ No.6
ウルテリオール・ガルナッチャ・パルセラ No.6
外観は淡く透き通るオレンジがかった赤。一般的なスペインのガルナッチャが持つ、熟したブラックチェリーやジャムのような甘やかさ、豊かなアルコール感のイメージとは異なり、標高の高さゆえに過熟に傾かず比較的冷涼感のあるスタイル。赤系果実を主体に、ドライハーブやスパイス、土を思わせるニュアンスが重なります。透明感があり、“抜けの良さ”が際立つのも特徴的で、いわゆるパワフルでリッチなガルナッチャというよりは、ブルゴーニュ的な淡くエレガンスを感じさせる仕上がりです。淡党に是非飲んでほしいお気に入りの一本です!!
スパークリングワイン
シャンパーニュ・ミレジム・ブリュット・ブラン・ド・ブラン・エレガント 2014年
シャンパーニュ・ミレジム・ブリュット・ブラン・ド・ブラン・エレガント 2014年
2014年ミレジメでこの価格とは驚きですが、期待以上の満足感を誇る高コスパシャンパーニュ!グラスに注ぐと、ビスケットやトースト、焼きリンゴを思わせる香ばしいアロマが広がります。口に含むと、柑橘系のニュアンスを伴うやや厚みのある酸が全体を引き締め、豊かな果実味と輪郭を形作り、さらにカシューナッツやアーモンドのようなナッツの風味も重なって奥行きのある立体的な味わいに。ブラインドで飲んだワインラバーが一体いくらをつけるのか気になります!
白ワイン
MC ブラン・ド・ノワール・100%・カベルネ・フラン
MC ブラン・ド・ノワール・100%・カベルネ・フラン
ぴちぴちとしたフレッシュな果実感が印象的なカベルネ・フランから造られたきれいめ自然派白。桃やハッカ、やや蜜感もあり、後口はグレープフルーツのような酸で爽やかに。高い酸は肉の脂をさっぱり流してくれ、夏の砂浜バーベキューにもってこいの一本です!
赤ワイン
クロ・ヴージョ
クロ・ヴージョ
じんわりと舌の上に広がる滑らかな旨味はその厚みを保ったまま余韻にまで続きます。口に含んだわずかな液体から湧き上がり続ける芳醇な香りがなんとも心地よく、反射的に「うんまっ、これ」と漏れ出てしまいました。ふくよかなボリューム感とエレガンスの調和が美しい、斜面上部のクロ・ヴージョ。生育環境の素晴らしさはワインの豊かさに直結するのだと改めて認識する機会となりました。
赤ワイン
ピノ・ノワール
ピノ・ノワール
ブラインドテイスティングでの議論が白熱しそうな一本。ピノらしい淡さに程よい旨味とエレガンス。香りの種類・ボリューム、果実の熟度、余韻、樽感などどの要素も強い存在感で、この価格帯ではなかなか見ないコストパフォーマンスの高さなのではないでしょうか。
赤ワイン
フィサン
フィサン
ワインスクールの他スタッフからおすすめされて購入。特級畑を数多く有するジュヴレ・シャンベルタン村に隣接する隠れた銘醸地フィサン村。ブルゴーニュの中でもシャブリを除きほぼ最北に位置し、他の村と比べやや高めの標高ではありますが、このワインは軽やかさの中にも香り高く熟したふくよかな果実感があり、細身すぎないのが個人的にはお気に入りです。近年値上がりの激しいブルゴーニュにおいて著名な村名ワインといえどがっかりする経験もありますが、「知名度だけでは語れない」と改めて感じさせてくれる安心の造り手かと思います。
スパークリングワイン
3つ星獲得のシャンパーニュの匠!パスカル・ドケ ブラン・ド・ブラン&ロゼ2本セット
3つ星獲得のシャンパーニュの匠!パスカル・ドケ ブラン・ド・ブラン&ロゼ2本セット
「ワインが好きな方へのプレゼントで何か良いシャンパンない?」
友人に相談されても自信を持って勧められるのがこのパスカル・ドケ。
テイスティングカーヴ(当スクール直営のワインバー)では年間で500本以上のシャンパーニュを提供しているかと思いますが、その中でもスタッフ人気No.1生産者なのではないでしょうか。豊潤さ、凝縮感、緻密さ、どれもが高いレベルかつバランス良く整っていて、とにかく完成度が高いです。
それぞれの楽器の音がちゃんと聴こえながらも全体として完璧な調和を保つ玉置浩二のコンサート(故郷楽団2024)に似た要素を感じます。
赤ワイン
コトー・シャンプノワ・ルージュ・マルイユ・シュール・アイ・ポゥネ
コトー・シャンプノワ・ルージュ・マルイユ・シュール・アイ・ポゥネ
このワインを飲んで、吐息を混ぜながら低音のハスキーボイスでバラードを歌う玉置浩二を思い浮かべるのは私だけでしょうか(おそらく私だけでしょう)。芳醇かつエレガント。繊細でありながら野生的な力強さも兼ね備えている。そう思い始めると、無濾過ならではのやや濁りのあるワインの外観すら、透き通った綺麗な面だけではない人生の苦しみをも含んだ彼の歌声に重ねてしまいます。
なかなか飲む機会の少ないシャンパーニュ地方で造られる非発泡ワインのコトー・シャンプノワ。芳醇な風味とジュワっと広がる旨味が印象的で、軽く煮詰めたイチゴやレッドチェリーに、スパイスやアーモンド、土、野生味を思わせるニュアンス。ワインもコンサートも、良いものは長くふくよかな余韻が続きます。
スパークリングワイン
アントシアン・ロゼ・プルミエ・クリュ
アントシアン・ロゼ・プルミエ・クリュ
「完成度が高いなぁ」
そんな感想が心の中でこぼれてきます。
ワインの品質を評価する際、風味や酸、凝縮度、複雑さ、バランス、余韻など様々な軸を見ていくわけですが、そのどれもが細かいところまでケアされ、バランス良く整っている印象を受けます。ワインを飲むときについつい”何が足りないか”という粗探しをしてしまいがちな自分にも「物足りない要素を見つける方が難しい」と思わせてくれるワインです。
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