青リンゴやカリン、洋ナシ、柑橘類、白い花の香り。さらに火打ち石を思わせるミネラルが重なります。丸みのあるなめらかな質感が広がり、フレッシュな果実味が生き生きと感じられます。伸びやかな酸味と豊かなミネラル感がバランス良く感じます。中盤にはほのかな塩味が感じられ、口当たりにはふくよかさがありながらも、重さを感じさせない仕上がりです。伸びやかな酸味と豊かな質感を兼ね備えた、上品で洗練されたヴーヴレ。
【土日祝日除く】ご指定がない場合、ご注文日から1~2営業日で発送します。
お届け日は、エリアにより出荷翌日から翌々日となります。

1875年創業、修道院の歴史を継ぐヴーヴレの歴史的な造り手
~ドメーヌ・ヴィニョー・シュヴロー/フランス・ロワール~

5世代が育んだヴーヴレの名門
フランス・ロワール地方トゥーレーヌ地区、ヴーヴレのシャンセ村に拠点を置く「ドメーヌ・ヴィニョー・シュヴロー」。1875年にアルマン・レンボーが3haの畑から創業した、5世代にわたる家族経営のワイナリーです。代々の当主は伝統を大切にしながら品質向上と畑の拡大に取り組み、1974年には現在のドメーヌ名が誕生しました。現在はクリストフとステファンのヴィニョー兄弟がワイナリーを率い、所有畑は33haに達しています。高品質でありながら良心的な価格も大きな魅力です。生産量の55%がドメーヌから直接販売され、フランス国内のレストランやワイン専門店のカーヴィストがわざわざ買い付けに訪れるほどの人気を誇ります。地元で長く愛され、国外では入手が難しい、ヴーヴレを代表する実力派生産者です。
石灰岩と火打ち石が育む個性
ヴーヴレのブドウ畑は、大西洋の影響を受ける穏やかな気候と、ロワール川に向かって広がる南向きの斜面に恵まれています。豊かな日照と適度な気温が、晩熟品種シュナン・ブランの成熟を支えています。土壌は大きく2種類に分かれ、白亜質石灰岩「チュフォー」の上に広がる粘土石灰質の「オビュイ」と、火打ち石を多く含む粘土珪質の「ペルーシュ」が特徴です。この異なる土壌が、多彩な香りと豊かなミネラル感を備えたワインを生み出します。辛口の「シレックス」は、爽やかな酸と火打ち石を思わせるミネラル香が魅力です。一方、ふくよかな甘みを備えた中辛口や、長期熟成に適した甘口も生産しています。さらに、天然の石灰岩洞窟で2~3年以上熟成させる、繊細な泡立ちのスパークリングまで、多彩なスタイルを造り分けています。
聖マルティヌスの畑を現代に復活
ドメーヌを語るうえで欠かせないのが、ヴーヴレのブドウ栽培発祥の地とされる「クロ・ド・ルージュモン」です。372年に聖マルティヌスが創設したマルムーティエ修道院に由来する歴史的な畑で、かつては王侯たちにも親しまれたワインの産地でした。しかし、フランス革命やフィロキセラ禍によって荒廃。1995年、ドメーヌはこの畑の50年間の借地権を取得し、ブドウ樹の再植樹によって復活への道を開きました。同年には全所有畑でビオディナミ農法へ移行し、1998年には有機栽培認証を取得しています。2014年からは歴史的な畑で馬による耕作も導入しました。土壌の生命力を尊重し、土地本来の個性をワインに映し出すことが彼らの信念です。由緒あるブドウ畑の価値を次世代へと受け継ぐ、その取り組みは現在も続いています。