グリーンの海藻を思わせる植物的な香り。さらに濡れた小石を思わせるミネラルのニュアンスが重なります。口に含むとピュアでみずみずしい質感が広がり、豊かな酸と明確な塩味が味わいに芯のある印象を与えます。ミネラル感も際立ち、余韻までシャープでクリアな表情が続きます。大西洋の影響を感じさせる、塩味とミネラル感を特徴とした端正な白ワインです。白身魚のグリルや貝類のワイン蒸し、鶏肉料理などとよく合います。
【土日祝日除く】ご指定がない場合、ご注文日から1~2営業日で発送します。
お届け日は、エリアにより出荷翌日から翌々日となります。

大西洋とキンメリジャン土壌が育む、熟成で真価を現すリシュボアの個性派
~ヴァレ・ダ・カプーシャ/ポルトガル・リシュボア~

5世代に受け継がれた家族のワイン造り
ヴァレ・ダ・カプーシャは、ポルトガル・リシュボア地方のトレシュ・ヴェドラシュで、1920年代からワイン造りを続ける家族経営のワイナリーです。2009年、第5世代となるマニュエルとペドロ兄弟が中心となり、新たな理念のもとで再出発しました。ペドロはリスボンの農業専門学校でブドウ栽培学とワイン醸造学を学び、卒業後はリスボン、ドウロ、アレンテージョをはじめ、フランス、スペイン、イタリア、ドイツ、アメリカ、ニュージーランドなどで経験を重ねました。2006年には家族が所有する12haの畑を、残されていた古いカシュテラォンを除いてポルトガル固有品種へ植え替えます。各地で培った経験を故郷の畑へ持ち帰り、土地の個性をより明確に映し出すワイン造りを本格的に始めました。

大西洋の風と石灰質土壌が生む、緊張感ある味わい
ワイナリーが所有する畑は約13ha。大西洋の影響を強く受けるトレシュ・ヴェドラシュは、ポルトガルの中でも比較的冷涼で雨が多く、絶えず吹く風がブドウ畑に爽やかな環境をもたらします。内陸へ入ると標高は300mほどに達し、昼夜の寒暖差にも恵まれています。さらにキンメリジャンを含む粘土石灰質土壌が広がり、ワインには伸びやかな酸と鉱物的なニュアンスが表れます。主要品種は白のアリントとフェルナォン・ピレシュで、アルヴァリーニョやゴーヴェイオなども栽培。赤ではトゥリガ・ナショナルやティンタ・ロリズに加え、樹齢80年を超えるカシュテラォンも残ります。フレッシュさだけでなく、力強さ、長い余韻、ミネラル感、優雅さを備えたワインを目指しています。

ワインに必要な時間を十分に与えるワイナリーの哲学
ヴァレ・ダ・カプーシャが大切にするのは、近代的な技術や添加物によって醸造を急ぐのではなく、ワインに必要な時間を十分に与えることです。2015年にはすべての所有畑でバイオロジック認証を取得。セラーで使用する添加物も亜硫酸に限定しています。白ワインには400L・500Lの木樽やステンレスタンク、赤ワインにはコンクリートタンク、500L木樽、大樽を使い分けています。上級白は2年以上樽で熟成させ、アルヴァリーニョでは3年間熟成させることもあります。ペドロが求めるのは、若いうちの分かりやすさだけではなく、瓶内熟成によって複雑さと骨格がゆっくりと姿を現すワインです。土地のポテンシャルを長い時間軸で表現することこそ、この造り手ならではの個性です。