カシスや熟した赤系果実の香り。さらにメンソールやスパイスが重なります。なめらかでシルキーな質感が広がり、完熟した果実の豊かさを感じます。味わいにはしっかりとした骨格があり、充実した果実感とともに奥行きのある印象を見せます。ラペル・ヴァレーの暑く乾燥した気候の中でゆっくりと成熟したブドウならではの、柔らかな口当たりも魅力です。熟した果実の豊かさとシルキーな質感、しっかりとした骨格を備えた、奥行きのあるフルボディの赤ワインです。
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南米スパークリングの歴史を築き、チリの大地を映す名門
~ビーニャ・バルディビエソ/チリ・セントラル・ヴァレー~

南米スパークリングの歴史を切り拓いた名門
1879年、アルベルト・バルディビエソ氏によって創業されたビーニャ・バルディビエソは、南米でいち早くスパークリングワイン造りに取り組んだチリ屈指の歴史を誇るワイナリーです。創業当初からシャンパーニュの文化や製法に強く影響を受け、瓶内2次発酵による本格的なスパークリングワインを生産しました。その品質は当時のチリ社交界で瞬く間に評判となり、国内を代表する存在へ成長しています。1980年代からはスティルワインの生産も本格化。現在では伝統方式による上級スパークリングから親しみやすいスタイル、さらに多彩なスティルワインまで手掛け、140年以上にわたって築き上げた経験を幅広いワイン造りへ生かしています。

海・山・大地を読み分けるチリのテロワール
南北4,000km以上に及ぶチリは、西に太平洋、東にアンデス山脈、北にアタカマ砂漠、南にパタゴニア氷原を抱える、世界でも稀有なワイン産地です。バルディビエソは「ワイン造りのすべては畑から」という考えを掲げ、品種ごとに最適な産地を選び抜いています。スパークリング用には、レイダ・ヴァレーやカサブランカ・ヴァレー、ビオビオ・ヴァレーなど冷涼な地域のシャルドネやピノ・ノワールを活用。スティルワインにはクリコ・ヴァレーを中心に各地の個性を生かしています。太平洋から届く冷気、アンデス山脈が生む大きな昼夜の寒暖差、土地ごとに異なる土壌を読み分けることで、果実味と美しい酸を備えたチリらしいワインを生み出しています。

70以上の栽培農家と築く、畑第一主義のワイン造り
バルディビエソの品質を支えているのが、自社畑と70以上の契約栽培農家による幅広いブドウ供給網です。クリコ・ヴァレー内サグラダ・ファミリアには、約300haの自社畑「ラ・プリマヴェーラ」を所有。メルローやカベルネ・ソーヴィニヨン、マルベック、シラーなどを栽培しています。畑では成熟度を細かく見極める管理体制を敷き、契約農家にも独自の栽培方針を共有することで品質を追求しています。醸造面では、最高醸造責任者ブレッド・ジャクソン氏を中心に熟練したチームがスパークリングとスティルの両部門を統括。歴史に頼るだけでなく、産地選定や栽培、最新設備まで絶えず磨き上げながら、チリワインの新たな可能性を世界へ発信し続けています。