熟したチェリー、ブラックチェリー、ラズベリー、優美な花の香り。さらにリコリスや黒コショウ、ショウガ、ほのかなタバコのニュアンスも。ジューシーでみずみずしい果実味が豊かに広がり、ミディアムボディながら充実感のある味わいです。きめ細かなタンニンとフレッシュな酸が心地よく寄り添い、チョークを思わせるミネラル感が爽やかな印象をもたらします。最後に赤い果実やスパイスの風味の長い余韻が残ります。力強さと繊細さを兼ね備えた、エレガントなキャンティ・クラシコです。
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ダンテの時代から続く名門、
サンジョヴェーゼの真髄を追求する造り手
~ファットリア・オルマンニ/イタリア・トスカーナ~

ダンテの『神曲』にも名を刻む、700年以上の歴史
ファットリア・オルマンニは、トスカーナ州キャンティ・クラシコ地区西部の丘陵地に広がる、歴史ある家族経営のワイナリーです。その名は13世紀にこの地を所有したフィレンツェの名家オルマンニ家に由来します。詩人ダンテの『神曲』にも登場するほど由緒ある一族で、その後はスカルラッティ家、メディチ家へと受け継がれました。1818年にヴィンチェンツォ・ブリーニが領地を取得。1819年の正式契約以来、200年以上にわたってブリーニ家が守り続けています。1924年には、黒い雄鶏を象徴とするキャンティワイン保護組合の発足当初から活動に参加しました。1960年代には従来の複合農業を見直してブドウとオリーブの栽培に特化。歴史的な農園から、品質を追求するワイナリーへと発展しました。
流行に背を向け、サンジョヴェーゼの可能性を磨く
ポッジボンシからカステッリーナ・イン・キャンティへ続く街道沿いに位置し、美しく起伏する丘陵に畑が広がります。キャンティ・クラシコ地区に38ha、キャンティ地区に26haのブドウ畑を所有。土地やヴィンテージの個性を映し出すワイン造りを大切にしています。1960年代にはサンジョヴェーゼの巨匠ジュリオ・ガンベッリを迎え、国際品種が脚光を浴びた時代も、土地に根差した品種を中心とする姿勢を貫きました。現在は醸造家パオロ・サルヴィらが畑と醸造の改善に取り組み、サンジョヴェーゼ本来の魅力を追求しています。発酵にはステンレスタンクを用い、熟成には樽を使用。1700年代末に凝灰岩を掘って造られた地下セラーも今なお活躍しています。目指すのは果実味と骨格が調和した、土地の個性が伝わるクラシカルでエレガントな味わいです。注意事項
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