グレープフルーツやリンゴ、桃の核の香り。さらにクルミやナッツ、密リンゴのようなニュアンスも。口に含むとややしっかりとした質感で広がり、果実のピュアな風味に加えて皮由来のタンニンが感じられ、複雑味を伴いながら旨味が広がっていきます。フレッシュさを保ちながらも単調に終わらず、飲み進めるごとに表情が変化していきます。果実の魅力と滋味深さが共存する、奥行きのあるオレンジワインです。※清澄や濾過を行っていないため、澱が生じる場合があります。
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息子フランチェスコ氏を中心にカンティーナを運営
カンティーナ・ライナは、ウンブリア州の美しい村として知られるモンテファルコの東約4kmに位置する小さな集落にあります。2002年、ファブリッツィオ・マリアニ氏が古い農家と12haの土地を取得したことから始まりました。現在は1978年生まれの息子フランチェスコ氏が中心となり運営しています。料理人としてミシュラン星付きレストランで研鑽を積んだ経験を持ち、その感性がワイン造りにも色濃く反映されています。標高220〜300mのなだらかな丘陵地に広がる10haの畑では、サグランティーノをはじめとする品種が植えられ、赤はコルドン、白はグイヨで仕立てられています。

透明感ある果実を追求する、自然と精度の両立
ライナの目標は、テロワールを純粋に映し出すワインを造ることです。ただし自然派であることに安住せず、味わいの明瞭さを徹底して追求しています。過熟したブドウは用いず、酸をしっかり保った健全な状態で収穫します。過度な抽出を避けることで、タンニンの粗さを抑えています。発酵は野生酵母による自発発酵を基本とし、亜硫酸も最小限に留めています。熟成にはステンレスやセメント、大樽を用い、品種本来の個性を損なわない設計です。ビオディナミを軸にした栽培はさらに進化を続けており、銅の使用削減や自然資源の循環を見据えた取り組みも進行中です。透明感と飲み心地を両立したスタイルが、今後さらに深化していきます。
(2022年ヴィンテージ)
(過去にレビューしましたが、久しぶりの印象が以前と少し異なったので)
良い意味で率直かつシンプルな、グレープフルーツと若いリンゴっぽい味わいにハチミツのニュアンスが特徴の白ワイン。
ビオディナミ農法で造られるワインですが、そんな知識なしに楽しめる美味しい日常ユースの一本。むしろワインに詳しくない人の方が受け入れやすいかも。
普通の焼き魚、鶏肉の塩焼き、白身魚のお寿司などに合わせやすいです。
(2022年ヴィンテージ)
口当たりは爽やか、軽快な中にも枯草の芯を感じさせるようなくっきりテイスト。
おでんなど軽めの出汁を使った料理に重宝します。
意外にも、最中など餡を使った和菓子のお供にもイケますよ。