ブラックベリーなどの黒系果実の香りとスパイスのニュアンスが重なります。わずかにハーブや土を思わせる複雑さも。均整が取れたエレガントなボディ。凝縮感がありながらも滑らかな口当たり。力強いタンニンが骨格を支えます。洗練されたエレガンスと力強さを兼ね備えたキアンティ・クラシコです。濃いソースのパスタ、BBQ、スパイスを効かせた煮込み肉、熟成チーズなどと良く合います。
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カステッロ・ディ・フォンテルートリは、1435年にマッツェイ家が取得して以来、およそ600年にわたりワイン造りを続けてきた歴史あるワイナリーです。マッツェイ家は12世紀からワイン造りに携わっており、現在は24代目当主であるフィリッポ氏とフランチェスコ氏が経営しています。1398年には先祖であるラポ・マッツェイ氏が「wine of Chianti」という言葉を公式文書に記録したことから、キャンティという名称の起源とされています。また18世紀にはフィリップ・マッツェイ氏がアメリカのヴァージニア州にブドウを植樹し、大陸初のブドウ畑を築いた歴史があります。このようにマッツェイ家は、イタリアだけでなく世界のワイン史においても重要な役割を果たしてきた名門です。
フォンテルートリはトスカーナのカステッリーナ・イン・キャンティに位置し、約650haの土地を所有しています。そのうち117haがブドウ畑で、5つの主要エリアに分かれ、さらに120の区画ごとに丁寧に管理されています。栽培品種はサンジョヴェーゼを中心に、メルロ、カベルネ・ソーヴィニヨン、マルヴァジア・ネーラ、コロリーノなど多彩です。特にサンジョヴェーゼは40年にわたる研究の末、36種の異なるバイオタイプを植え、そのブレンドから「MIX36」という特別なキュヴェを生み出しています。植樹密度はキャンティの標準の3倍にあたる7,500本/haで、1本あたりの収量は800g~1kgに制限されています。この徹底した高密度・低収量栽培により、極めて高品質なブドウが収穫されています。
2007年には天然の地形を活かした最新鋭の醸造施設が完成しました。3階建て構造の65%が地下に位置し、重力を利用して果実や果汁を移動させるグラヴィティフローを採用しています。これによりポンプによる負担を避け、ブドウの品質を最大限保っています。収穫されたブドウは76基のステンレスタンクで区画ごとに別々に醸造されます。発酵ではルモンタージュを行わず、優しくピジャージュのみを採用しています。熟成庫は地下15mにあり、岩壁を流れる天然の湧き水が適切な湿度と温度を保っています。この環境の中でワインはゆっくりと熟成され、マッツェイ家が誇る上質な味わいへと仕上がっていきます。
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