ブラックチェリーやイチゴなどの赤い果実を中心に、ブラックベリーやプラム、森林の床、スパイスのニュアンスも。フレッシュでジューシーながら、ベルベットのような滑らかな質感と骨格のあるタンニンのバランスが良好。30%全房発酵と樽熟成(新樽不使用)により、ハーブや土っぽさがアクセントを添え、洗練された深みを持つ仕上がりに。今飲んでも楽しめますが、しっかりとした構造と力強いニュアンスも感じられ、数年の熟成でさらなる深みも期待できます。
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マランジュ村を拠点にテロワールに忠実なワインを造り続ける、
1798年創業の歴史的ドメーヌ
コート・ドール南部の玄関口、マランジュ村に拠点を置くドメーヌ・シュヴロは、1798年創業の家族経営ワイナリーです。現在は、パブロとヴァンサンのシュヴロ兄弟が3代にわたり受け継いだ畑で、テロワールに忠実なワイン造りを行っています。ドメーヌは18haの畑を所有し、マランジュとサントネイを中心に15のAOCワインを生産。ジュラ紀の粘土石灰質土壌に位置する畑は、樹齢30年を超える古木が多く、自然と調和した栽培が特徴。権威ある「メイユール・ヴァン・ド・フランス」で1つ星を獲得するなど、マランジュのトップ生産者として知られています。
自然環境を尊重するエコロジカルな農法
シュヴロ家の哲学は、「テロワールに忠実で、自然環境を尊重する」ことです。2006年以降、除草剤を廃止し、馬による耕作を導入。現在は2頭の馬で5haの畑を管理しており、土壌の健康を保ちながら高品質なブドウを育てています。有機農業の認証であるAB認証※1や、ユーロリーフ認証※2を取得済。緑肥を活用して土壌を肥沃化し、エコロジカルな農法を実践。収量を厳格に管理することで、凝縮感のあるブドウを収穫しています。収穫はすべて手作業で行い、畑の特徴を最大限に生かしたワイン造りを徹底。こうした自然への配慮とこだわりが、複雑で深みのある味わいを生み出しています。
畑ごとに異なるテロワールの魅力を表現
ワインは粘土石灰質土壌や標高の違いを活かし、畑ごとに異なる個性を表現します。マランジュの「プルミエ・クリュ レ・クロ・ルソ」は斜面中腹に位置し、豊かな果実味としっかりとした骨格が特徴。一方、「フュシエール」は石灰岩の露頭がある丘の最上部にあり、シャルドネを中心としたワインで輪郭のあるミネラル感が魅力です。さらに、樹齢80年のアリゴテを用いた「アリゴテ・ティユル」は、樹齢を活かした深みのある味わいで評価されています。シュヴロ家のワインは、フレンドリーな日常使いから熟成ポテンシャルを持つ高品質ワインまで幅広く展開しており、飲み手にそのテロワールの魅力を伝えています。
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※1 AB認証(Agriculture Biologique) フランス政府が定める 有機農産物の公式認証制度。化学肥料や合成農薬、遺伝子組換え技術を使用せず、自然環境の保全と持続可能な農業を重視しています。EUの有機規則に基づき運用されており、フランス国内外で信頼性の高いオーガニック認証として広く認知されています。2012年以降は 栽培だけでなく醸造工程も対象に含まれるようになり、SO2の使用量にも制限が設けられています。
公式サイト(フランス農業・食料省):https://agriculture.gouv.fr/
※2 ユーロリーフ認証 EUが定める有機農業の基準に基づいた公式オーガニック認証制度。化学肥料や合成農薬、遺伝子組換え技術の使用を禁止し、農産物の95%以上がオーガニック由来であり、残り5%も厳しい条件に従わなければなりません。
緑の背景にEU旗の星を葉の形に配置したデザインで「自然」と「ヨーロッパ」を象徴します。ユーロリーフはEU域内外において有機食品の統一された信頼マークとして広く認知されています。
公式サイト(欧州委員会 Agriculture & Rural Development):
https://agriculture.ec.europa.eu/farming/organic-farming/organic-logo_en
※画像はイメージです。ワインのラベルやキャップシール等の色、デザインは変更となることがあります。
またヴィンテージは、商品名や説明に記載がない場合、商品の画像と異なる場合があります。あらかじめご了承ください。
※商品の性質上、お客さまのご都合での返品・交換は原則としてお受けいたしかねます。