淡い麦わら色から黄金色の中間の色合い。カリンや白い花、ユリ、シトラスなどの柑橘系果実に加え、リンゴの蜜や芳香性のハーブのニュアンスも。トロミを感じつつも軽快に流れる心地よい口当たり。濃厚で包み込むような印象と優れたバランスを備えてた辛口白ワイン。過去にイタリア最大級のワイン見本市「Vinitaly(ヴィニタリー)」にて最高評価ファイブスターを獲得した、知る人ぞ知るマルケ州の銘醸酒です。
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【アジェンダ・アグラリア・グエリエリ】
アジェンダ・アグラリア・グエリエリは、19世紀後半にグエリエリ家によって創業されたマルケ州の農業生産者です。拠点はアドリア海から内陸約10kmに位置するチェラーザ村近郊にあり、今も家族経営を貫いています。現在は5代目のルカ・グエリエリ氏を中心に、息子のアルベルト氏、娘のマリア・ジュリア氏とともに経営を担っています。通年雇用の信頼できる従業員25名とともに、すべての製品を自社畑から生産しています。主な農地として、ブドウ畑45ヘクタール、麦畑120ヘクタール、オリーブ畑30ヘクタールを有し、ワイン、パスタ、オリーブオイルの製造を行っています。
同社のブドウ畑は、歴史あるメタウロ川の右岸、海抜約200メートルの南〜南東向きの丘陵地に広がっています。DOCビアンケッロ・デル・メタウロとして1969年に認定された限定生産地に属しており、土着品種ビアンケッロを主体としたワイン造りが行われています。この産地は、タキトゥスの記述にも登場するほど古くからワインの名産地として知られています。土壌は粘土質とシルト質で、小さな炭酸塩の粒子や腐植を多く含みます。ブドウ栽培には理想的な構成であり、地質や気候条件を活かした高品質な栽培が可能です。白ブドウはビアンケッロやヴェルディッキオなど、黒ブドウはサンジョヴェーゼ、カベルネ・ソーヴィニヨンなどが栽培されています。
グエリエリでは自然との共生を重視し、環境に配慮した農業を実践しています。2011年には、すべての生産活動に必要な電力をまかなうため、自社施設の屋根に300kWpの太陽光発電システムを設置しました。地面への設置には否定的な立場を取り、風景や土地への負荷軽減を徹底しています。また、1996年にはASSAMと連携して気象観測ステーションを導入し、地元農家と気候情報を共有できる体制を整えました。加えて、植物性緑肥を利用した窒素施肥や雑草管理など、10年以上にわたって持続可能な栽培技術に取り組んでいます。自然環境と農業の調和を追求する姿勢が、彼らの根幹を成しています。
※画像はイメージです。ワインのラベルやキャップシール等の色、デザインは変更となることがあります。
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