澱引きしていないため軽い濁りがあります。香りには果実の風味が感じられます。ドザージュもしておらず、酸がしっかりとしています。瓶内二次発酵による泡立ちはきめ細かく自然です。味わいはフレッシュかつ強烈で、地域特有のたっぷりとした果実味とエネルギーがそのまま閉じ込められているような、力強い印象のスプマンテです。
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ラツィオ州ヴェッレートリにて、
環境に配慮したワイン造りを行う自然派
【ピアーナ・デイ・カステッリ】
初ヴィンテージから一貫して環境に配慮したワイン造りを実践
ピアーナ・デイ・カステッリは、ローマ南部ヴェッレートリの町を中心に、海岸から中央アペニン山脈の麓に広がる約80kmの範囲でワイン造りを行っています。管理する畑は13の村に点在し、なだらかな丘陵と多様な土壌、変化に富んだミクロクリマに恵まれています。創業者であるマッテオ・チェラッキ氏は、若くして醸造の道に進み、2009年の初ヴィンテージから一貫して環境に配慮したワイン造りを実践しています。彼は自然との共存を大切にし、土地と人、伝統と技術を調和させることに情熱を注いでいます。
マッテオ氏は、畑での作業においても一切の化学合成製品を使用していません。硫黄や銅すら散布せず、代わりに煎じ薬を用いてブドウの健康を保っています。特に地元品種であるチェサネーゼやパッセッリーナ、マルヴァジーア・プンティナータの古木の保全に力を入れており、樹齢50〜80年に及ぶブドウ樹が多く残されています。それぞれの区画に適した環境でブドウを育てることで、品種ごとの個性と畑の本質が最大限に引き出されると考えています。全ての作業は人の手で丁寧に行われており、時間と手間を惜しまない姿勢が印象的です。
マッテオ氏は醸造でも添加物を一切使用していません。澱引きを行わずに前年の澱をそのまま活かして次年のワインを継ぎ足し、毎月バトナージュを実施しています。その結果、ワインには澱の風味が豊かに溶け込み、深みのある味わいに仕上がります。醸造容器にはセメントタンクを中心に使用し、木樽は創業当初に一度試したきりで以後使用していません。ワインは瓶詰め前に最低1年間セメントタンクで熟成させることで、香りを閉じ込めずに広がりを持たせています。濁りがあることも個性と考える、揺るぎない哲学を持った造り手です。
※画像はイメージです。ワインのラベルやキャップシール等の色、デザインは変更となることがあります。
またヴィンテージは、商品名や説明に記載がない場合、商品の画像と異なる場合があります。あらかじめご了承ください。
※商品の性質上、お客さまのご都合での返品・交換は原則としてお受けいたしかねます。