深い紫黒の外観が静かな存在感を示しています。ブラックベリーやチェリー、カシスの香り。さらにチョコレートや海藻、タール、スミレ、畑の土のニュアンスが重なります。味わいは熟した果実の厚みが広がり、引き締まった酸と力強いタンニンが寄り添い、しなやかで奥行きのある質感がゆっくりと満ちていき長い余韻が残ります。濃密さと透明感を併せ持ち、深い感動へと誘うモダン・ナパの象徴的スタイルです。
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【ハーラン・エステイト】

創業者のヴィジョンとハーラン・グループの創成
ビル・ハーランは1984年にハーラン・エステートを立ち上げ、「オークヴィルから世界最高峰に並ぶワインを生む」という明確なヴィジョンを掲げました。若き日に訪ねた静かなナパ・ヴァレーで抱いた直感が出発点であり、不動産事業で築いた成功がその挑戦を支える資金となりました。この志はのちに広がり、1996年に単一畑の個性を追求する「ボンド」、2008年に雄大な峡谷を舞台とした「プロモントリー」が創設されました。いずれも険しい未開の地に畑を切り拓く姿勢を共有しており、ハーランが求めた「人と自然の力で芸術を生み出す」という哲学を体現しています。航海やレースで培われた探究心は、ワイン造りを人生の冒険として捉える彼の精神につながり、現在のハーラン・グループに受け継がれています。

ハーラン・エステートはオークヴィル西の丘陵に広がる97haの土地に位置しています。標高は68〜374mで、北または北東向きの斜面に沿って17haの段々畑が点在しています。土壌はフランシスカン頁岩を基盤に、火山性と堆積性が複雑に交じり合う構造を持ち、表面には粉砕された岩石が広がっています。厳しい環境で根を深く張るブドウは、この地特有の緻密さと奥行きを備えた果実を育てます。創業期に導き出された「偉大なワインは斜面から生まれる」という結論を象徴する景観です。最新技術と伝統的知識を融合する醸造施設がその個性を余さず引き出し、初ヴィンテージ以来、この地ならではの品格を持つワインが生み出され続けています。

2019年までに10回の100点をパーカーから獲得
1990年の初ヴィンテージ以降、ハーラン・エステートの評価は着実に高まり、ロバート・パーカーJr.が1994年、97年、2001年、02年、07年、13年、15年、16年、18年、19年の10回にわたり100点を与えたことが、その実力を決定づける象徴的な出来事となりました。現在の平均生産量は約1,800ケースで、姉妹プロジェクトである「ボンド」が約3,000ケース、「プロモントリー」が約4,000ケースと合計9,000ケースの規模。その販売は3分の2がダイレクト・トゥ・コンシューマー、3分の1が業務筋向けで、輸出比率は約60%を占めます。主要市場はアメリカ国内に加え、カナダと日本が中心となっており、世界的ブランドとしての確かな存在感が確立されています。

創業当初から掲げる200年構想は、土地の可能性を世代を超えて引き出すための哲学です。2021年には創業者ビル・ハーランが会長となり、息子ウィル・ハーランが経営を継承しました。ワインメーカーはボブ・レヴィからコーリー・エンプティングへ、エステートディレクターはドン・ウィーヴァーからフランソワ・ヴィニョオへと引き継がれ、創業期の精神を守りながらも新たな視点が加わりました。栽培現場ではヴァイン・マスター・プログラムが導入され、畑で働くスタッフ一人ひとりが専門性を高める仕組みが整っています。家族や次世代がこの場所を拠り所とし、価値観を継承できる文化を築くことがワイナリーの未来像となっています。この長期的な視野が、ハーラン・エステートを唯一無二の存在へと導いています。
※画像はイメージです。ワインのラベルやキャップシール等の色、デザインは変更となることがあります。
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