カシスやブルーベリーの香りに加え、タバコやアーモンドのニュアンスが重なります。土のような落ち着きと花のような柔らかさが調和。豊かで複雑さがあり甘いスパイスが優しく広がります。最後にはミネラル感と塩味のような余韻が残ります。力強さと緻密さを兼ね備え、緻密な造り込みが感じられる完成度の高い一本です。
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生態系を活かした持続可能なブドウ栽培
マルゴー村アルサックに位置するシャトー・デ・グラヴィエは、5代目当主クリストフ・ランドリー氏が運営するアルティザン(職人)的ワイナリーです。1998年から自然農法を導入し、2012年にはEUの有機認証を取得しました。現在はビオデナミを取り入れた独自の栽培を行っています。農場には牛や馬もおり、自家製の調剤を使用して畑に生命力を与えています。森林や小川を含む自然環境との共存を重視し、生態系を活かした持続可能なブドウ栽培に取り組んでいます。
畑は第四紀のピレネー由来の礫質土壌に広がり、水はけに優れ、果実の自然な凝縮を促します。標高は19〜23メートルで、丸石が多く、光の反射が光合成を助けています。土壌調査により3種の異なる土壌が確認され、これに応じて複数品種を植え、アロマの多様性を追求しています。収穫は成熟度に応じて行い、区画ごとに個別のタンクで醸造されます。発酵には自生酵母を使用し、タンクや樽のサイズや素材も品種ごとに細かく使い分けています。
熟成には6種のアンフォラや樽を使い分け、品種ごとに12〜16ヶ月の熟成を施します。樽は自ら材質や組み合わせを選定し、バイオリン製作から着想を得た構造で設計されています。醸造中のワインには毎日2時間、スティールパンなどヒーリング系の音楽を聞かせ、リラックスを促しています。この徹底した造り込みにより、マルゴー村における格付けに劣らぬ存在感を放つ唯一無二のワインが生み出されています。クリストフ氏は常に理想を追求する真の職人です。
※画像はイメージです。ワインのラベルやキャップシール等の色、デザインは変更となることがあります。
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