ブラックベリーや完熟チェリー、スミレの香り。さらに黒い花やユーカリ、赤い柑橘、ルバーブの香りも。口当たりはしなやかで温かみがあり、よく溶け込んだタンニンと透明感のある果実味が広がります。伸びやかな酸と心地よい塩味を伴うミネラルが味わいに奥行きをもたらしています。最後にほのかなグラファイトやスパイスの風味が寄り添い、長い余韻が続きます。ガリオッポ本来の繊細さと土地の個性を映し出した、酸とミネラルを軸にしたエレガントなチロ・ロッソの個性を見事に表現しています。
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古代チロの記憶を映す、海風と石灰が育む本物のガリオッポ
~ブリガンテ/イタリア・カラブリア州~

カラブリア州を代表する銘醸地DOCチロで、1800年代後半から続く歴史を受け継ぐ家族経営のワイナリーです。初代ジュゼッペが礎を築き、第二次世界大戦後にはカタルド神父が鍬と馬1頭だけで現在の畑を切り拓きました。その土地は、古代ギリシャ時代にオリンピックの勝者へ贈られた伝説のワイン「クリミサ」の産地として知られる由緒ある丘陵地です。現在も約10haの畑を家族で守り続け、FIVI(イタリア独立ワイン生産者連盟)に加盟。栽培から醸造、瓶詰め、販売までを一貫して自社で手掛けています。受け継がれてきた歴史と土地への敬意が、ブリガンテのすべてのワインに息づいています。
海と山が磨き上げる、真のチロを映す味わい
ブリガンテの畑はチロ・マリーナから約5km内陸、標高300~400mの丘陵地に広がります。シーラ山脈から流れ込む冷気とイオニア海から届く潮風が昼夜の寒暖差を生み、石灰質を豊富に含む土壌と低木が生い茂る地中海植生がブドウに豊かな個性を与えています。有機農法を実践し、早朝に手摘みした健全な果実だけを丁寧に選果。醸造は土地の個性を尊重した伝統的な手法を基本としています。造られるワインは濃厚さではなく、明るいルビー色と引き締まった酸、硬質なミネラル、地中海らしいハーバルな風味が魅力です。エンツォ・セスティト氏とステファニア・カレ氏は、近年は土着品種の可能性をさらに追求しています。今後は野生酵母による発酵にも取り組み、この土地ならではの表現をより深く映し出すワイン造りを目指しています。注意事項
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