熟した果実やカリンのような芳醇な香り。ビターオレンジや乾燥した茶葉、ハーブのニュアンスが重なり合います。フルボディのリッチな果実味が広がり、香ばしいエネルギーと切れ味のある酸が見事に調和。ほのかなサイダーの余韻が長く続きます。残糖32g/Lの中甘口ながら、清涼感とミネラル感を備えています。甘すぎずバランスの取れたエレガントなスタイルです。前日抜栓もしくはデキャンタするのがオススメです。
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世界中で啓蒙や講演活動を行う「ビオディナミの伝統師」

「クロ・ド・ラ・クーレ・ド・セラン」は、フランス・ロワール地方に位置する、1130年にシトー派修道僧によって植樹された歴史ある畑です。ルイ11世やルイ14世もこのワインを「フランス最高の白ワインの一つ」と称賛しました。ジョリー家は1962年にこの畑を取得し、現在に至るまで単独所有しています。畑の広さはわずか7ヘクタールで、樹齢は35~80年。土壌はシスト主体で、非常にミネラル豊かなブドウが育まれます。平均収量は18~25hl/haと極めて低く、収穫はすべて手摘み。こうした厳格な栽培により、フランスの5大白ワインに数えられるほどの名声を築いています。

現当主のニコラ・ジョリーは、元金融マンという異色の経歴を持ちながら、1976年にワイン造りへ転身しました。1980年にはビオディナミを部分導入し、1984年には全畑で完全に実践。彼の哲学は「美味しいワインである前に、その土地固有の繊細さを表現すること」。化学的な介入を避け、自然のバランスを最大限に活かすワイン造りを貫いています。2001年にはビオディナミ団体「Return to Terroir」を設立し、12カ国・150以上の生産者とともにこの農法を広める活動を続けています。近年、娘のヴィルジニー、息子のヴァンサンも加わり、家族でニコラの意思を引継いでいます。

ジョリー家の畑では、牛や羊が放牧され、イラクサなどのハーブを育てながら、ビオディナミに必要な調合剤を自家製造しています。馬で耕作し、ブドウ樹と自然の共生を重視。醸造は自然酵母による発酵を行い、温度管理や清澄、濾過を極力控えることで、テロワールを純粋に表現したワインに仕上げています。そのため「難解なワイン」と評されることもありますが、時間とともに優雅な表情を見せ、多彩な料理との相性も抜群。ニコラ・ジョリーのワインは、じっくりと時間をかけて向き合うことで、その奥深さと包容力を存分に楽しめる、まさに“自然の結晶”なのです。
※画像はイメージです。ワインのラベルやキャップシール等の色、デザインは変更となることがあります。
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