ラズベリーやカシスクリームの甘やかな果実に、ピオニーの花の香り。くわえてリコリスやローズマリー、タイムが寄り添い、穏やかで温かみのあるバルサミックのニュアンスも。なめらかでふくよかな質感が広がり、果実の弾むようなフレッシュさが心地よく続きます。ほどよい噛みごたえがあり、リコリスやカシューを思わせる風味が奥行きを与え、長い余韻が残ります。若々しさと密度をあわせ持ち、今は果実の豊かさを、そして時を経てさらなる深みを楽しめるスタイルです。柔らかさの中に力強さを秘めた、品格と存在感を感じさせる単一区画キュヴェです。
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七世代目へと受け継がれた、
1830年から続く名門ドメーヌ
【ドメーヌ・グロ・フレール・エ・スール】

1830年から続く名門の系譜
このドメーヌは1830年にアルフォンス・グロがヴォーヌ=ロマネに居を構えたことから始まりました。現在でも「グロ」の名を冠するドメーヌは4つ存在し、その一つがこのドメーヌです。アルフォンスの後を継いだルイ・グロが4代目としてドメーヌを拡大。その後ルイが亡くなり、子供の4兄弟であるジャン(長男)とフランソワ(長女)が独立。コレット(次女)とギュスターヴ(次男)の2人の相続分を統合して「フレール・エ・スール(兄妹)」が設立。残念ながらこの兄妹には子どもがいませんでした。1980年に甥のベルナール・グロが2人のもとで修業を始め、1984年にギュスターヴが早逝すると、22歳の若さで叔母コレットとともにドメーヌを継ぎました。その後30年以上にわたり、ベルナールはブドウ畑の再構築と再植樹に尽力します。

ドメーヌの象徴「金色の婚礼の杯」
現在畑の所有は8つのAOCに広がり、総面積は21ヘクタールを誇ります。リシュブール、クロ・ド・ヴージョ、グラン・エシェゾー、エシェゾーといった名立たるグラン・クリュを含みます。その拠点は、ヴォーヌ=ロマネ村のグラン・クリュ通りにある家族の邸宅に置かれています。ドメーヌの象徴は「金色の婚礼の杯(Great Golden Chalice)」。信仰と絆を意味するそのモチーフは、ブルゴーニュの歴史に深く根付くキリスト教的伝統を反映しています。

7代目のエロディとヴァンサン兄妹がドメーヌを継承
2016年ヴィンテージから息子のヴァンサン氏が醸造に加わりました。父のスタイルを尊重しながらも、よりナチュラルで繊細な方向へ進化させ、樽の焼き加減を控えめにすることでブドウ本来のピュアな果実味と自然なエネルギーを際立たせています。現在はベルナールの子供、エロディとヴァンサンが若くして父の跡を継ぎ、ドメーヌを運営しています。彼ら二人が7代目として「フレール・エ・スール(兄妹)」の名と精神を受け継ぎ、ヴォーヌ=ロマネやブルゴーニュのグラン・クリュを中心に高品質なワイン造りを続けています。
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