チェリーのような深い赤色の鮮やかな外観。カシスやラズベリー、赤い果実の豊かなニュアンスが広がる繊細で上品な香り。カリッとした食感にリッチな果実味が感じられ、きめ細かいタンニンと軽めのボディが口中に広がります。余韻の持続性の良い、柔らかさと軽やかさを併せ持つ上質なピノ・ノワールです。ハムやソーセージなどのシャルキュトリーや、赤身肉、ハードタイプのチーズが良く合います。
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1640年創業・10代にわたり伝統が息づく、
AOCコート・ド・トゥールの自然派ワイナリー
かつてはスパークリングが盛んに造られていたワイン産地
ドメーヌ・クロード・ヴォジアンは、フランス北東部ロレーヌ地方AOCコート・ド・トゥールに位置します。古代ローマ時代からブドウ栽培に適した地域で、気候や土壌がシャンパーニュ地方と非常に近く、歴史的にはスパークリングワインが盛んに造られていた場所でもあります。畑は南東向きで標高約350m、約7kmにわたって続く丘陵地に広がり、粘土石灰質の土壌が特徴。ドメーヌの所有地域はビュリニー村とブレノ・レ・トゥール村にまたがり、10haのブドウ畑と6haのミラベル果樹園が点在しています。
クロード・ヴォジャンの歴史は1640年に始まり、4世紀にわたり10代目となるヴォジアン家が受け継いできました。現当主のアレクサンドルとステファン・ヴォジアン兄弟は2002年、兼業農家だった両親クロードとルネからドメーヌを引き継ぎ、葡萄栽培に重点を置く新たな方針を打ち出しました。畑の多様な生態系が有機栽培への移行の後押しとなり、2011年にはアペラシオン初のAB認証を取得しました。彼らは今も伝統を守りつつ、革新の精神を持ってブドウ栽培とワイン造りに取り組んでいます。
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