1996年に新しく誕生したシャンパーニュの生産地「コトー・シュッド・デペルネ」。主要3品種を使いバランス良く仕上げられている逸品。
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ヴァレ・ド・ラ・マルヌとコート・デ・ブランの間に位置するレアな産地のシャンパーニュで、その地質は薄い表土の下に硬いチョーク土壌が30mにもわたって続く良質の土壌。そこに注目すべき樹齢80年のムニエが植えられています。
やや赤みを感じるゴールドイエローの外観。泡は極めて細かい。香りのアタックは非常に印象的で上質のムニエ由来だとわかる皮付きのリンゴと蜜のフレーヴァーがはっきりと感じられる。加えてかすかに酸化熟成のニュアンスとカリンや桃の果実感、プラムやアプリコットの丸みのあるアロマ、軽い酵母の香りに、時間がたつと黄金糖の様な優しい甘い香りが加わる。
口に含むとキメ細かい泡とムニエのふっくらとした果実味を感じ、その直後に全体を引き締めるミネラルと樽熟成のニュアンスが追いかけてくる。アフターに近づくにつれ舌に味わいが載ってきて、強くはないが円熟味のある酸と共にしっかりとした余韻を残す。柔らかさと強さを併せ持つ良質のシャンパーニュ。
ムニエのしかも古樹でないと出ないであろう奥行きのある果実感と全体引き締めるミネラルのバランスが素晴らしい。
「コトー・シュッド・デペルネ」という1996年に誕生したシャンパーニュの新しい生産地域。
ヴァレ・ド・ラ・マルヌとモンターニュ・ド・ランスの間、エペルネの南に位置する16の村が所属するまだあまり知られていない地域ですが、土壌は良質なチョーク層に恵まれ、「ヴァレ・ド・ラ・マルヌ」のふくよかさと、「コート・デ・ブラン」のシャープなミネラルの両方を併せ持つワインが産出され、近年では「ラエルト・フレール」といった若手の優良生産者を輩出しています。
「コトー・シュッド・デペルネ」のサン・マルタン・ダブロワ村を本拠地とするジャマールは、4.8haの自社畑を有する家族経営の小さなRM。
創設は1934年、パン屋を営んでいたエミリアン・ジャマールと「モエ・エ・シャンドン」のカヴィストとして働いていた義父が村の醸造所を購入したことがメゾンの始まりです。
栽培しているブドウ品種はムニエ50%、シャルドネ40%、ピノ・ノワールは10%のみ。
ムニエに関しては1930年代に植えられた樹齢80年以上の大変希少な区画も存在し、この高い樹齢のムニエがワインに適度な厚みとしなやかなミネラルをもたらしてくれます。
醸造所は創業当時のままの設備を現在でも使用し、醸造方法も同じく変えていません。
豪華で非日常なシャンパーニュでなく、毎日の食卓で楽しめるような親しみやすいシャンパーニュを造っています。