ヴィレ・クレッセを代表する造り手であるアンドレ・ボノームの上級キュヴェ。
通常キュヴェであるヴィレ・クレッセやオー・クラッセなどでも十分にふくよかで瑞々しくヴィレ・クレッセらしさを感じさせてくれる素晴らしい造り手なのですが、正直上級キュヴェであるロウキャップのシリーズは全く別物、別レベルのワイン。
圧倒的な情報量とボリューム、奥行きを誇っています。照りのある濃いイエローの外観、粘性はしっかり。
パイナップル、蜜リンゴ、カリン、洋ナシ、白桃、蜜蝋、アーモンド、ヨードのニュアンスをもち、驚くほどの凝縮感あるが極めてクリーンでエレガント。密度は十分でありながらファットにならないところはさすがフランスワイン。濃厚であっても上品さを感じさせてくれます。
口に入れると圧倒的な密度で詰まった要素の多さに驚かされます。完熟のフルーツやスパイスで口中が満たされると同時に、舌にこれでもかというほどの情報量が流れ、長い時間口に含んでおかないとすべてを理解するのが難しいほど。
前述した通りこれほどの濃厚さを持ちながら暑苦しい感じにならないところがフランスワインの素晴らしいところ。
やや少なめの酸とアフターのかすかなほろ苦さもこのワインの構成として良さとしてしか感じません。
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世界から注目を浴びつつある優秀な生産者
1956年設立、僅か6.0haの畑から優れたヴィレ・クレッセを生み出す造り手「ドメーヌ・アンドレ・ボノーム」。2001年からアンドレの娘婿エリック、次いで彼の長男のオレリアンが現当主となってドメーヌを運営しています。
オレリアンはディジョン大学で栽培・醸造を学んだあと、醸造家の資格を取得。その後、父の手伝いをする中で、ドメーヌ品と並行して試験的に100%新樽やアメリカンオークを併用したワインを造っていました。その出来の良さに父エリックは驚き、真の後継者と確信したのか世代交代を早くも決断。
「良いワインは良いぶどうから造られる」というポリシーの下、日々畑に出向き、より良いブドウを育てるために最大限の努力を続けています。
1980年以降は化学肥料を使用しておらずビオロジックで認証取得済。IWC(インターナショナル・ワイン・チャレンジ)で、ヴィレ・クレッセが91点を獲得するなど、才能を発揮し、世界から注目を浴びつつある優秀な生産者です。