シャンパーニュ地方の名門テタンジェ社が、そのエレガントなスタイルをカリフォルニアでも造り出そうと、アメリカのコブランド・コーポレーションと合同で、1987年ナパ・ヴァレー南のカーネロス地区に創立したワイナリーです。
カーネロス地区はカリフォルニアでも最も冷涼な気候のブドウ栽培地となっています。
そのため、シャンパーニュ・スタイルのスパークリングワインを構成するためのシャルドネやピノ・ノワール品種の栽培にはまさに理想郷 であり、ドメーヌ・カーネロスは、これらの貴重な2つの品種からスパークリングワインとピノ・ノワール品種のヴァラエタルワインを生産しています。
カーネロスAVAの中心に、350エーカー以上の敷地を持ち、優れた瓶内2次発酵方式の醸造技術により、カーネロス地区のブドウのみを用いてスパークリングワインを造る唯一の生産者です。
カーネロス地区の特徴は、近くにあるサン・パブロ湾からの冷たい海風と深い霧によって涼しい気候が保たれるため、ブドウの生育期間を長く得られることです。
ピノ・ノワール品種とシャルドネ品種のブドウがゆっくりと熟すことによって、果実味と酸の完璧なバランスをもったブドウを得ることができます。
「傑出した品質のワインは傑出したブドウ畑から生まれます。自社畑で高品質のブドウを育てることが、私達が望むレベルの高い品質のワインを造る必要条件となります。
私達は常に、土壌を健全な状態に保つことに留意してきました。有機認証は、私達の長年の努力と大地に対する敬意が報われたことを意味します。」アイリーン・クレイン(プレジデント&ワインメーカー)
ドメーヌ・カーネロスは、1992年頃からすでに一部の畑で有機農法を行ってきましたが、2008年4月にドメーヌ・カーネロスの350エーカー以上の自社畑すべてに、CCOF(California Certified Organic Farmers)の有機認証が与えられました。
これにより、ドメーヌ・カーネロスは、アメリカで最初に、すべての自社畑が有機栽培認証を受けたスパークリングワイン生産者となりました。
また、ワイナリーに世界最大規模の太陽熱収集装置を設置するなど、自然環境を配慮したワイン造りに積極的に取り組んでいます。