ワイン名の「アントシアン(ANTHOCYANES)」は色素の意味。外観は比較的濃いピンクの色合い。香りはフルーティーでチェリーを強く連想させる、上質な赤い果実と少しスパイシーで甘いノート。口当たりは非常に心地よくクリーミー。フレッシュで深みがあり、芯のあるミネラル、圧倒的な肉付きの良さが広がります。軽い5g/lのドザージュが味わいをキリッとさせて、ワインに軽いエッジを効かせています。
「完成度が高いなぁ」
そんな感想が心の中でこぼれてきます。
ワインの品質を評価する際、風味や酸、凝縮度、複雑さ、バランス、余韻など様々な軸を見ていくわけですが、そのどれもが細かいところまでケアされ、バランス良く整っている印象を受けます。ワインを飲むときについつい”何が足りないか”という粗探しをしてしまいがちな自分にも「物足りない要素を見つける方が難しい」と思わせてくれるワインです。
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シャンパーニュ一家に生を受け独立した注目のビオロジスト
【パスカル・ドケ】
2004年に自身のドメーヌを立ち上げ
コート・デ・ブランのヴェルテュに本拠地を構えるパスカル・ドケ。2003年までは父から受け継いだドメーヌを家族で経営していましたが、姉妹から畑を購入し2004年に自身のドメーヌを立ち上げました。以前から有機栽培に興味があり、リュット・レゾネを始めていました。テロワールがもつ特徴を全て表現する為にはビオロジック農法での栽培が必要だったと彼は語ります。
独立して他の制約を受ける事がなくなったパスカルは、直ぐに全ての畑をビオロジック農法に転換。畑の状態が安定するのを待って申請を行い、2010年にはビオロジック認証(AB認証※)を取得しました。湿気の多いシャンパーニュでは有機栽培は難しい。でも自然と共生する栽培を始めてからは、明確にテロワールの個性がワインに現れるようになったのです。
「メニル・シュル・オジェ」「ヴェルテュ」の個性
ブドウ栽培面積は8.66ha。その内5ha以上は本拠地コート・デ・ブランのシャルドネです。各区画の個性を活かす為、ミレジメは特級畑「メニル・シュル・オジェ」と1級畑「ヴェルテュ」を区画別にリリースしています。「メニル・シュル・オジェ」は、堅固で直線的なシャルドネに。一方で「ヴェルテュ」は同じシャルドネでも穏やかな厚みと丸さを持ちます。また有機栽培によるブドウが、テロワールの個性をより際立たせています。
小規模生産者ながらも、フランスで最も知名度のある評価誌「ル・ギッド・デ・メイユール・ヴァン・ド・フランス」は、2016年にドン・ペリニョンやボランジェと並ぶ評価、2024年には更に評価を引き上げ、サロンやエグリ・ウーリエと並ぶ3つ星を獲得しています。
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※ AB認証(Agriculture Biologique) フランス政府が定める 有機農産物の公式認証制度。化学肥料や合成農薬、遺伝子組換え技術を使用せず、自然環境の保全と持続可能な農業を重視しています。EUの有機規則に基づき運用されており、フランス国内外で信頼性の高いオーガニック認証として広く認知されています。2012年以降は 栽培だけでなく醸造工程も対象に含まれるようになり、SO2の使用量にも制限が設けられています。
公式サイト(フランス農業・食料省):https://agriculture.gouv.fr/
注意事項
※画像はイメージです。ワインのラベルやキャップシール等の色、デザインは変更となることがあります。
またヴィンテージは、商品名や説明に記載がない場合、商品の画像と異なる場合があります。あらかじめご了承ください。
※商品の性質上、お客さまのご都合での返品・交換は原則としてお受けいたしかねます。
「完成度が高いなぁ」
そんな感想が心の中でこぼれてきます。
ワインの品質を評価する際、風味や酸、凝縮度、複雑さ、バランス、余韻など様々な軸を見ていくわけですが、そのどれもが細かいところまでケアされ、バランス良く整っている印象を受けます。ワインを飲むときについつい”何が足りないか”という粗探しをしてしまいがちな自分にも「物足りない要素を見つける方が難しい」と思わせてくれるワインです。