スキンコンタクト中にルカツィテリの梗を入れる。サペラヴィの梗は青く、強いタンニンを残すので、よりデリケートなタンニンを得るため、ルカツィテリの梗を入れた。2014、15年はピジャージュをしていたが、2016年はルモンタージュのみ。など、試行錯誤している。重すぎず、しかしサペラヴィ種の個性は可能な限り引き出しつつ。
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ニコロズ・アンターゼについて カヘティ地方のマナヴィ村の醸造家。1974年生まれ。父はモスクワの劇場監督、母は13世紀から続く貴族の家柄の出身、兄は日本でも知られた画家という芸術家の家庭に育つ。19世紀まで祖先が所有していた、王室に献上するワインとなるブドウを栽培していた畑「ロイヤル・クリュ」1.2haを2006年に購入し、独学でワイン造りを始めた。当初友人や隣人のセラーを借りて醸造していたが、2013年からブドウ畑の近くの高台に従兄弟と二人でマラニの建築を続けている。マナヴィ村の畑はゴンボリ山脈の麓の標高650mの斜面で、茶褐色の粘土石灰質土壌。土着品種のムツヴァネとルカツィテリを栽培している。他にトフリアウリ村、カカベティ村に借りている合計2.2haの畑で、赤ワインのサペラヴィや樹齢100年を越すルカツィテリを栽培。毎年新しい試みに取り組んでおり、サペラヴィの果梗を取り除いてルカツィテリのものを加えて醸造したりと、労力と工夫を惜しまない。芸術家肌の意欲的な生産者である。