ふっくらとした果実に優しいニュアンスが感じられます。口に含むと柔らかな酸味とともに穏やかなミネラルが広がります。後味には自然な丸みがあり、落ち着きのある余韻が残ります。スタイルは素朴で親しみやすく、日常の食卓にも寄り添うやわらかな赤ワインです。
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ペロンヌ村で四代にわたって受け継がれてきたワインの造り手
ジュヌヴィエーヴ・ルセと弟ドゥニ、父ダニエルの3名で運営
ドメーヌ・デュ・ビシュロンは、ブルゴーニュ南部マコンから北へ車で約30分の場所にあるペロンヌ村で、4代にわたってワイン造りを続けてきた家族経営のドメーヌです。人口約600人のこの小さな村で、曽祖父の時代は2~3ヘクタールの畑と酪農を営む兼業農家でしたが、1965年に父ダニエル氏が兵役から戻って以降、ワイン造りに専念し、醸造設備への投資も進めながら品質の向上に努めてきました。現在はジュヌヴィエーヴ・ルセさんと弟のドゥニさん、その父ダニエル氏の3人が中心となり、進化するドメーヌを支えています。
現在、ドメーヌはペロンヌを中心にアゼ、ヴィレ、クレッセといった周辺村にも畑を広げ、合計52ヘクタールを所有しています。とくにヴィレ・クレッセに隣接するペロンヌ村は、ウミユリ石灰岩を基盤とし、その上に広がる粘土石灰質土壌が、果実味豊かでミネラルに富んだシャルドネを生み出す土地として注目されています。これらの畑は代々大切に管理され、地元の風土と家族の誇りが詰まったブドウが育てられています。ブドウは主にシャルドネ、ピノ・ノワール、アリゴテで構成され、マコン地区らしい親しみやすくも奥深いワインを生み出しています。
ドメーヌ・デュ・ビシュロンでは、家族の絆と自然への敬意を大切にしながら、持続可能なワイン造りに取り組んでいます。ジュヌヴィエーヴとドゥニの姉弟はそれぞれ醸造と栽培を担当し、地元の食卓に寄り添うワインを追求しています。環境への配慮を長年実践してきた結果、2018年にはフランス政府のHVE(高環境価値)認証を取得。畑の健全性を守りながら、高品質なブドウを育てることに尽力しています。現在では年間約10万本を生産し、地域のレストランをはじめ、国内外のワインファンに親しまれる存在となっています。