パイナップルやマンゴー、白桃、洋ナシの果実香に、ヴァニラやアーモンド、バター、コーヒーなどの樽由来の香りが重なります。心地よい酸味が広がり、ミネラル感と豊かな果実味が口中に感じられ長い余韻が残ります。お料理はサーモンのムニエル、クリームパスタ、地鶏とキノコのホワイトソースなどがお勧めです。
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1877年、大日本山梨葡萄酒会社が創立
メルシャンの原点となる「大日本山梨葡萄酒会社」が1877年に創立され、日本ワインの歴史が幕を開けました。戦後には国産初の本格ワインブランド「メルシャン」が誕生し、「世界に認められる日本のワイン」を目指した挑戦が始まりました。現在は「日本を世界の銘醸地に」をヴィジョンとし、日本の風土と文化を映すワイン造りを進めています。自然との調和や日本庭園の美意識に着想を得て、「フィネス&エレガンス(調和のとれた上品な味わい)」という哲学を大切にしています。国際的にも評価の高い栽培・醸造体制を築きながら、日本ワインの可能性を広げ続けています。
シャトー・メルシャンは、勝沼、桔梗ヶ原、椀子の3つのワイナリーを拠点とし、それぞれ異なる役割を担っています。勝沼は体験と交流を重視したおもてなし型ワイナリーです。桔梗ヶ原ではメルローに特化したガレージワイナリーとして、椀子では地域共生を軸にテロワールを追求するブティックワイナリーとして機能しています。1970年代からは「適地・適品種」の考え方に基づき、全国の気候や土壌を調査してきました。山梨や長野をはじめ、秋田、山形、福島など各地で最適な区画と品種の組み合わせを模索しています。それぞれの個性を活かすことで、日本各地の風土を反映したテロワールワインが生まれています。
伝統の継承と革新の歩みが文化的にも高く評価
シャトー・メルシャンは、日本ワインの品質向上と個性の確立に向けて革新を続けてきました。甲州を日本固有品種として再評価し、世界基準のスタイルを築くために、他のワイナリーと連携しながら技術と知見を共有しています。椀子ヴィンヤードでは標高650mの粘土質土壌で高品質なブドウを栽培し、そこから生まれる「Omnis」はその象徴です。ポール・ポンタリエ氏との技術協働も品質向上を後押ししています。2020年にはシャトー・メルシャン ワイン資料館が2020年、文化庁が認定する日本遺産の構成文化財として認定され、伝統の継承と革新の歩みが文化的にも高く評価されています。