1970年代より自然環境との調和を最優先に、

ワイン造りを行ってきたシャンパーニュ・メゾン

シャンパーニュで初めてデメテール認証※1を取得

シャンパーニュ・フルーリーは1895年にエミール・フルーリーが創設した家族経営のメゾンです。1901年にシャンパーニュ地方を襲ったフィロキセラの大被害の際、エミールはこの地域で初めて接ぎ木したピノ・ノワールを植樹し、失われた畑の再生に挑みました。1929年の経済危機では、2代目ロバートが自社でシャンパーニュを元詰めし、南部におけるRM（レコルタン・マニピュラン）の先駆けとなりました。3代目ジャン＝ピエールは「どんな地球を子孫に残すのか」という理念を掲げ、1970年から有機栽培を開始しました。そして1989年にはシャンパーニュで初めてデメテール認証※1を取得。1992年には所有するすべての畑をビオディナミ栽培に転換しました。その革新の歩みは、フルーリーをシャンパーニュ地方における有機栽培とビオディナミの象徴的存在へと押し上げています。

自然環境との調和を最優先にしたブドウ栽培

フルーリーが所有する畑はコート・デ・バールのクルトゥロン村に位置し、土壌は粘土石灰質を主体としています。有機栽培のエコセール認証※2の他に、ビオディナミのデメテール認証※１、ヴィオディヴァン認証※3で認められた栽培を行っており、自然環境との調和を最優先にしています。醸造面では、伝統的なコカール社製プレス機で圧搾し、果汁はオーク樽や温度管理可能なエナメル加工タンクで発酵させます。熟成にはオーク樽、琺瑯、エナメル加工タンクが用いられ、多様な手法を組み合わせることで深みと安定感を実現しています。フルーリーはビオディナミの先駆者として世界的に尊敬を集めるだけでなく、環境保護と品質追求の両立を体現するメゾンとして高く評価されています。

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※1 デメテール認証 有機栽培の中でもさらに厳しい基準を持つバイオダイナミック農法（ビオディナミ）に基づいた国際的な認証制度。化学肥料や合成農薬、遺伝子組換え技術を使用せず、農場の生態系全体の調和や土壌の生命力を重視します。国際的な認証団体Demeter Internationalが運営しており、世界各国で共通の厳格な基準に基づいて認証が行われています。

公式サイト：https://demeter.net/

※2 エコセール認証（Ecocert） 1991年にフランスで設立された世界最大級の国際有機認証機関による制度です。農産物や加工品など幅広い分野で認証を行っており、特にワイン分野においては、ブドウ栽培から醸造、ボトリングに至るまで一貫して有機農法の基準を満たしていなければなりません。化学肥料や合成農薬の不使用、土壌や生物多様性の保全、持続可能な農業の実践が求められます。毎年の現地検査や分析により厳格に管理され、透明性と信頼性の高いオーガニック認証として、フランス国内はもとより世界130カ国以上で広く認知されています。

公式サイト：https://www.ecocert.com/fr-FR/home

※3 ビオディヴァン認証 フランスを拠点とするワイン生産者団体「Biodyvin」が運営する、ビオディナミの認証制度。対象はワインのみで栽培から醸造に至るまで厳格な基準を設けています。化学肥料や合成農薬、遺伝子組換え技術を使用せず、天体暦に基づく栽培や調剤の使用、土壌や生態系全体の調和を重視。デメテールと並び国際的に高い信頼を得ているビオディナミ認証です。

公式サイト：https://www.biodyvin.com/

注意事項

※画像はイメージです。ワインのラベルやキャップシール等の色、デザインは変更となることがあります。

またヴィンテージは、商品名や説明に記載がない場合、商品の画像と異なる場合があります。あらかじめご了承ください。

※商品の性質上、お客さまのご都合での返品・交換は原則としてお受けいたしかねます。