このキュヴェは樹齢50年のブドウから作られており、ティエリーは、それぞれのテロワールを際立たせるエネルギッシュなワイン造りに専念、年々ワインはよりピュアで洗練されたものになっている。
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「シャサーニュで数少ないエキサイティングな生産者」いま、愛好家たちが特に熱をあげるのがポール・ピヨ
6 世代にわたりワイン造りの技術を磨き続けるピヨ家を現在引っ張るのは4代目のティエリー。ピヨ家は樽職人のジャン・バティスト氏、畑を少しずつ購入したアンリ氏、1968年に現在のドメーヌの基礎を築いたポール氏、1999年にポールの息子であり4代目のティエリー氏、2003年にティエリーの妹のクリステル氏が家業に合流した、家族経営のドメーヌです。
「自分自身が好む、シャサーニュで育てられたシャルドネが放つ、豊かで芳醇なアロマ、柔らかく穏やかで若いときから愉しむことができ、熟成にも耐えうるワインを造りたい」と日々真摯にワイン造りと向き合っています。着任して以来、ティエリーはピヨ家の奥深い伝統をそのままにしながら、ワイン製造のプロセスを革新的に近代化してきました。量よりも質を重視する彼の揺るぎない取り組みにより、生産量も大幅に削減されたのです。
シャサーニュ・モンラッシェ、サン・トーバン、サントネーに所有する13haの畑からは、プルミエ・クリュやグラン・クリュを含め、さまざまなアペラシオンのワインが生産されています。その中でもフラッグシップと言えるのは、シャサーニュ・モンラッシェの畑から生まれるワインでしょう。生産量の 80% 以上を占め、彼らのシャサーニュ・モンラッシェ ワインは熱心なブルゴーニュ愛好家から最も人気のあるワインの1つとなっています。
栽培では除草剤、殺虫剤は使用しません。冬場に行う、ブドウの樹を寒さから守るため根元にフカフカの土壌を被せる作業(=ビュタージュ)や、徹底した収量制限などの丁寧な畑仕事。異なるテロワールの魅力を最大限引き出すためには手を抜きません。
白ワインの醸造はステンレスタンクでデブルバージュを10~12時間低温で行い、この段階で純度の高い果汁と白濁した滓を分けます。その後、滓の質をもう一度確認し、適切と判断した澱を一緒に樽に注ぎアルコール発酵を実施します。樽熟成は12~18ヶ月、新樽比率はアリゴテを除き20~25%。
赤ワインは100%除梗した後、コンクリートタンクで12~15日の発酵・醸しを行い、ブルゴーニュはタンクと樽を併用して熟成、サントネーは新樽比率25%で12~18ヶ月の熟成を行います。
(インポーター資料より一部引用)