洋ナシや白い花、柑橘の皮の香り。さらにアーモンドペーストやバタートースト、濡れた石灰岩、ほのかなスモークが重なります。サテンのようになめらかで厚みのある質感が広がり、洋ナシや柑橘を思わせる果実味が立体的に展開します。きめ細かく張りのある酸と、塩味を帯びたミネラル感が集中力の高い味わいを生み出しています。中盤から後半にかけてはチョーキーな印象が現れ、ブラッドオレンジや酸味のあるレモンの余韻が長く残ります。2018年は洗練されたシルキーな仕上がりながら、層の厚みと肉付きの良さを備えた包容力のあるスタイルです。
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ピュリニー・モンラッシェ随一の造り手
(ドメーヌ・ルフレーヴ/フランス・ブルゴーニュ)

ドメーヌ・ルフレーヴは、ピュリニー・モンラッシェを象徴する存在として、長い歴史を刻んできました。20世紀初頭、ジョゼフ・ルフレーヴが一族の畑を相続し、ドメーヌを設立したことがその始まりです。続く息子ジョーとヴァンサンの代において、品質と評価は大きく高まり、ブルゴーニュ屈指の白ワイン生産者としての地位を確立しました。その後、ジョーの死を経てオリヴィエが関わり、1994年以降はアンヌ・クロード・ルフレーヴが単独で経営を担います。彼女の時代にドメーヌは大きな転換期を迎え、現在はブリス・ド・ラ・モランディエールがその精神と功績を受け継ぎ、名門の系譜を未来へとつないでいます。

ルフレーヴが所有するブドウ畑は、ピュリニー・モンラッシェを中心に約25haに及びます。その多くがグラン・クリュとプルミエ・クリュで構成されている点は、他に類を見ません。プルミエ・クリュのクラヴォワヨンでは、クリマ全体5.5haのうち4.7haを所有し、ほぼ単独に近い存在感を示しています。グラン・クリュのシュヴァリエ・モンラッシェでも約2haを所有し、単一ドメーヌとしては2番目に大きな規模です。さらに1991年には極めて小さな区画ながらモンラッシェを取得し、量よりも象徴性を重視した選択を行いました。この畑構成こそが、ルフレーヴのワインに一貫した品格を与えています。

ルフレーヴを語る上で欠かせないのが、自然に配慮したブドウ栽培への取り組みです。1980年代末、アンヌ・クロード・ルフレーヴは畑の状態に疑問を抱き、地質学者クロード・ブルギニヨンの講義をきっかけに新たな視点を得ました。その後、故フランソワ・ブーシェの助言を受け、天体の運行を意識した農作業や、自然由来の調合物による土壌活性化を取り入れていきます。この姿勢は1990年代を通じて深化し、ドメーヌの哲学として根づきました。現在はブリス・ド・ラ・モランディエールがその思想を尊重し、テロワールの個性を静かに、そして明確に表現するワイン造りを続けています。