リンゴや洋梨、アプリコットの香り。さらにグレープフルーツ、白い花、ハーブ、ほのかなバルサミックが重なります。口に含むと軽やかで張りのある質感が広がり、みずみずしい果実味を感じます。フレッシュで凛とした酸味と、ほのかな塩味や石を思わせるミネラル感。中盤には穏やかなうま味が感じられ、飲み進めるごとに奥行きが増していきます。余韻は長く、清涼感を伴って静かに残ります。全体としては、バスクらしい緊張感と気品を備えたエレガントなスタイルで、従来の「軽快なチャコリ」という枠を超えたプレミアムなチャコリです。
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司祭という顔を持つ極めて稀有なバスク州の造り手
ボデガス・タンタカ
(スペイン・バスク州)

司祭が守り継ぐ、アラバの原風景
ボデガス・タンタカは、スペイン・バスク州アラバ県北部、アヤラ地方に位置しています。バスク州ビスカヤ県との境界に近く、山と渓谷が織りなす静かな環境。現当主のフアンホ・テリャエチェは、司祭という顔を持つ極めて稀有な造り手です。彼が受け継いだブドウ畑は、アルトマニャ村のアラスタリア渓谷に点在し、すべてが先祖代々守られてきた小さな区画です。ワイナリー名「TANTAKA」は、バスク語で「一滴一滴」を意味します。この名には、大量生産とは無縁の、自然と向き合いながら少しずつ積み重ねていく哲学が込められています。

ミネラルと気品を宿すテロワール
アラスタリア渓谷は、片側に氾濫原と草原が広がり、もう片側には樹齢100年を超えるオークやブナの森が残る、階段状の丘陵地帯です。その背後には、シエラ・サルバダ・ゴロベルの垂直に切り立つ岩壁がそびえ、畑を守る天然の屏風となっています。地域は大西洋の影響を受ける穏やかな気候に恵まれ、夏から秋にかけては適度な温暖さが続き、冬と春は湿潤で穏やかです。内陸部は高い丘陵に囲まれているため、年間を通して極端な気温変化が起こりにくい環境です。土壌は白亜質粘土質で、ミネラルに富んだ構造です。

タンタカの栽培は、リュット・レゾネによる低介入農法です。自生する植生を活かした畑には生命力が満ちており、ブドウは自らの力で根を張ります。収穫はすべて手摘みで行われ、小箱を用いて果実の健全性を保ちます。醸造においても過度な操作は避け、ステンレスタンクでの発酵とシュール・リー熟成によって、ブドウ本来の表情を引き出します。こうして生まれるワインは、従来の「軽快なチャコリ」という枠を超えた存在です。凛とした酸、石を思わせるミネラル、そして長く続く余韻が特徴です。スペイン国内ではミシュラン星付きレストランでも評価され、国際的な評価誌でも高得点を獲得しています。ボデガス・タンタカは、伝統を守るだけの存在ではありません。土地とブドウの個性を未来へつなぐため、少量生産という選択を貫いています。
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