若いうちは赤い果実を思わせる明るくフレッシュな印象。チェリーやラズベリーなどの果実のニュアンスがあり、時間とともに枯れ葉やスパイスといった熟成由来の複雑さが現れます。味わいはふくよかで、ブレンドに用いられるコート・ド・ニュイ由来のワインが深みのあるタンニンをもたらします。コート・ド・ボーヌのワインは果実味を与え、全体として丸みがありバランスに優れています。ピノ・ノワールの魅力をストレートに表現した、調和の取れたブルゴーニュ・ルージュです。
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テロワールを反映した個性豊かなワイン造り
【Louis Jadot/ルイ・ジャド】
1859年にブルゴーニュ・ボーヌで創業
ルイ・ジャド社は1859年、ルイ・アンリ・ドゥニ・ジャド氏によってブルゴーニュ・ボーヌに設立されました。創業のきっかけは、1826年に取得したボーヌ・プルミエ・クリュ「クロ・デ・ユルスュル」の畑です。以後、家族経営で事業を展開し、ネゴシアンとして北ヨーロッパ市場への輸出を積極的に行うことでブルゴーニュワインの名声向上に寄与しました。20世紀にはジャン=バティスト・ジャドが多くの畑を取得し、1945年にはルイ=オーギュスト・ジャドがアメリカやイギリスへの輸出を開始しました。1985年以降はガジェ家が経営を引き継ぎ、品質と伝統を守り続けています。
ブルゴーニュ全域にわたる多彩なポートフォリオを構築
ルイ・ジャド社は約200ヘクタールの自社管理畑を所有し、その多くがグラン・クリュおよびプルミエ・クリュに格付けされています。畑は所有形態により「エリティエ・ルイ・ジャド」「ドメーヌ・ルイ・ジャド」「ファミーユ・ガジェ」「デュック・ド・マジェンタ」などに分類され、ラベルに明記されています。1996年にはボージョレの「シャトー・デ・ジャック」、2008年にプイイ・フュイッセの「ドメーヌ・フェレ」、2017年にはプリュール・ブルネを取得し、ブルゴーニュ全域にわたる多彩なポートフォリオを構築しました。これにより、各テロワールの個性を反映したワインづくりが可能になっています。
自然環境への配慮を強化した真のテロワール表現
現在、ルイ・ジャド社はトマ・セイテール氏がCEO、ティボー・ガジェ氏がゼネラルマネージャーとして運営にあたっています。また自然環境への配慮も強化されており、約20年以上にわたり化学肥料や農薬を排除する取り組みを継続しています。2019年には環境価値重視認証HVEのレベル3を取得。2024年ヴィンテージより「エリティエ・ルイ・ジャド」及び「ファミーユ・ガジェルイ・ジャド」の畑が認証を取得。ブルゴーニュに所有する自社管理畑においてもEU(ユーロリーフ)およびフランス(AB)の有機認証取得に向けて取り組んでいます。ルイ・ジャド社はこれからも真のテロワール表現を目指す姿勢を変わらず貫いていきます。