赤い果実やフローラルで芳香豊かな香りが広がり、サンザシやバラの花びら、紅茶のニュアンスが感じられます。味わいは軽やかで、シャープな酸味が前面に出ており、全体としてはフレッシュな印象。果実味のあるフルーティーさが楽しめます。素晴らしいノーズと味わいが絶妙な、非常にスムーズな口当たりです。
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ワイン名「Pinoterie(ピノテリー)とは」
ある年には、天候の気まぐれによってブドウの均一な成熟が妨げられ、房全体の成熟が揃わないことがあります。そのため、収穫は、房の梗(えだ)が完全に成熟した時点でドメーヌにて行われ、過熟した一部の果粒が選別台で除かれます。ブルゴーニュの伝統的な全房発酵法による醸造方法を採用しているため、美しい房であっても果粒が除かれることがあります。このわずかな特別なヴィンテージのおかげで、最高の房からのブドウだけを集め「特別な」キュヴェを生産することができるのです。この自然に行われるピノ・ノワールの選別を「Pinoterie(ピノテリー)」と名付けました。これは、自然から生まれた言葉遊びであり、濃縮された果実の喜びを味わえるものです(ドメーヌ・プリューレ・ロックのHPより)。
ワイナリー情報
ロックのワイン哲学を示す「象形文字」
一度見たら忘れない、プリューレ・ロックのロゴ。ドメーヌ設立者アンリ・フレデリック・ロックは、彼が情熱をもって取り組むべきワイン造り、つまり完全に「自然」なワイン造りをこの象形文字が真に表現している、と気づきました。それはドメーヌを興すよりも前のことです。
右上:黄色い口のマーク(上部…自然、地域、天候など、すべてがヴィンテージを形作る力、すなわち神の目。下部…自分自身は有限で、他者からもたらされるものを受け入れる力、すなわち人間の目)
右下:赤い3つの卵型のマーク(ブルゴーニュのヴィニュロンが最高級のワインを生み出す、最も小さく、最も凝縮した果実、つまりブドウ)
左:緑の葉っぱのマーク(書記官の仕事と植物を象徴するパピルスの葉)
華々しいバックグラウンドと謙虚さ「ワインの『造り手』ではないこと」
アンリ・フレデリック・ロックは、あのマダム・ルロワの甥であり、1992年よりDRCの共同経営者も務めていました。ワイン造りの伝統とブルゴーニュのテロワールの特性を尊重し、ブドウの手入れ、醸造、熟成を700年以上前にシトー派の修道士が行っていた手法で行い、ドメーヌを発展させてきました。ブドウ畑をあるべき姿ではなく「あるがままにする」こと。それは決して受け身ではなく、ブドウ畑の声に耳を傾け、季節ごとに適切な手入れをすることを意味します。自分のワインの味を「造る」ことではなく、ブドウの木の世話をし、バランスを崩すリスクから発酵中のワインを守り、ワインの成長と表現へのプロセスを支えること。それが自分がすべきことだ、という謙虚さが印象的です。
ワインにバランスをもたらすもの、それは完璧なブドウ以外ありえない
ロックは語ります。「ブドウ畑のバランスを確立しようとするとき、私たちはワインにおける調和を想像します。バランスは私たちが探し、決して得られなくとも、努力するものです。砂糖や酸などの添加物を調整することでわかったのは、自然にするよりも、すべてのバランスが崩れてしまった、ということ。完璧なブドウだけがバランスをもたらすのだと確信しました。1991年、醸造と熟成において、硫黄の使用を完全に中止しました。これは、私たちが瓶詰めするワインが100% 純粋な果物であることを意味します。添加物や干渉はまったくありません。」
アンリ・フレデリック・ロックのビジョンと情熱を受け継ぐ者
現在のドメーヌを担うのは、共同ディレクターに指名され、ロックとブドウ栽培のビジョンと高級ワインへの情熱を共にするヤニック・シャン。2002年よりドメーヌに参画し、2005年に醸造責任者、2010年より共同経営者に就任。2018年に惜しまれながらこの世を去ったロックを引き継ぎました。情熱に溢れ、シンプルで力強い創業者のメッセージ同様、ワインも完璧な果実から生まれる純粋さそのものを表現していると言えるでしょう。
ニュイ・サン・ジョルジュとヴォーヌ・ロマネを主に合わせて14ha所有し、ニュイ・サン・ジョルジュのクロ・デ・コルヴェとヴォーヌ・ロマネのクロ・ゴワイヨットはプリューレ・ロックの単独所有畑です。
房をそのまま丸ごと発酵槽に入れ、発酵は木樽を使い、すべて野生酵母のみを用います。醸しは今なお人の足でブドウを潰して行い、滓引きもせずノン・フィルターで瓶詰めしています。熟成に使用する樽の材木は、ドメーヌ ド ラ ロマネ コンティ社が50年以上も前に伐採前の樹を買い付けてあったものを共同で使用しています。
テイスティング
外観
やや透明感のある明るいルビー色。
香り
赤い果実やフローラルで芳香豊かな香りが広がり、サンザシやバラの花びら、紅茶のニュアンスが感じられます。意外にも、茎を使用していないにもかかわらず、かすかな茎のニュアンスも。
味わい
香りに比べると味わいは軽やかで、シャープな酸味が前面に出ており、全体としてはフレッシュな印象。果実味のあるフルーティーさが楽しめます。素晴らしいノーズと味わいが絶妙な、非常にスムーズな口当たりです。
ハーモニー料理
鴨胸肉のローストとベリーソース
鴨の柔らかな風味がワインの酸味とフルーティーさと調和し、ベリーソースの軽い甘みがワインの果実感を引き立てます。
キノコのリゾット
キノコの旨味がワインのフローラルで複雑な香りと合い、リッチでありながらも繊細な風味が楽しめます。
軽めのカマンベールやブリーチーズ
軽い酸味のあるワインに合わせて、ミルキーでクリーミーなチーズがワインの果実味と絶妙な相性を生み出します。
注意事項
※画像はイメージです。ワインのラベルやキャップシール等の色、デザインは変更となることがあります。
またヴィンテージは、商品名や説明に記載がない場合、商品の画像と異なる場合があります。あらかじめご了承ください。
※商品の性質上、お客さまのご都合での返品・交換は原則としてお受けいたしかねます。