2022年はソーヴィニヨン・ブランとカベルネ・ソーヴィニョンを使用。熟したレッドチェリー、オレンジの皮、スパイスの野性的な香り。フレッシュ&ジューシー。心地よい苦みはまさにブラッドオレンジ。
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彼らが示すのは、普遍的な移民体験そのもの。そこにあるものを使って、故郷の一部を造りだす。それは、どの移民たちも経験することなのです。
ギリシャで飲んでいたワインが恋しい…それなら、造ろう!オーストラリアで。
アリストテレス・ケ・アントゥラ・ワインは、もともとザフィラコス一家の趣味から始まったワイナリーです。1962年にギリシャの小さな村からオーストラリア・シドニーに移住してきたアリストテレスとアントゥラは、ギリシャで自分が作って飲んできたワインが恋しくなり、 1985年に自分たちのためのワインを作ることにしました。30年後「両親の夢が自然派ワイナリーを持つこと」だったと知った息子のトニーに説得され、2016年アリストテレス・ケ・アントゥラはボーラルのささやかなガレージで誕生しました。現在では、ニュー・サウス・ウェールズ州のサザン・ハイランズを拠点とし、2020年からは自分たちでブドウを栽培しています。
活気に満ちた生き生きとしたワインこそが自然だった
当初からの目的は、おいしい自然なワインを造ること。ワインを健康的で純粋に保つために添加物は使用しません。過度に洗練された手法で製造されたワインは彼らにとって不自然に感じられ、彼らは活気に満ちた生き生きとしたものを追い求めます。息子のトニーも、自然なワイン造りの知識を深めようと、毎年冬にヨーロッパを旅行し、イタリア、ドイツ、ギリシャの自然派ワイン生産者と一緒に過ごすことで、ワインに対する自然なアプローチを理解を高めていきました。
2020年にトニーのパートナーであるマディソンが加わり、ワイナリーはますます力を増す。高品質で魅力的な自然派ワインで高い評価を得る。
ワインに対する「ローファイ」なアプローチ
重要なのは、物事を複雑にしすぎず、自然の美しさを輝かせること。ワインの個性を最大限に引き出すことで、 ピュアな表情を作り出すことに重点を置いています。
「すべての果実は手摘みで収穫され、心を込めて栽培されています。私たちのワインは、ほとんど機械を使わず、葡萄だけで造られています。手作業で丁寧に醸造し、風味を最大限に引き出すために手間ひまをかけるのです。発酵には天然の野生酵母を使用し、化学物質や防腐剤は一切加えていません。私たちのワインは、すべて無濾過・無清澄です」
※インポーター資料及び生産者サイトより引用
かつて、あの宮崎駿監督のアニメが世に出たとき、一部で“馬糞くさい!”と評されたことをご存知でしょうか。
このワインには、洗練された上品テイストのワイン達に対し、ブドウの白黒や品種を超え、大地の息吹をそのまま飲み物にするのだという、造り手の強烈なメッセージを感じます。
そのため、かつて自然派と言われるワインにありがちだった還元的な香りや味を敢えて隠さず、しかし極限まで自然で作為のない丁寧なブドウ栽培や醸造がされたことが、伺えます。
ワインが、自然児で複雑で深みある旨味を持つため、合わせる料理も、しし鍋やしょっつる鍋、くさやの干物など、個性強めの食材を、野外で豪快にいただいてはいかがでしょうか。