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ドメーヌ・ルフレーヴ Domaine Leflaive 2021


ピュリニー・モンラッシェ随一の造り手がドメーヌ・ルフレーヴ。全ブルゴーニュの白ワインにおいて最高の造り手といっても過言はないかと思います。


ドメーヌは20世紀初頭、ジョゼフ・ルフレーヴが一族の畑を相続して設立し、その2人の息子ジョーとヴァンサンの時代に評価を確立。ジョーの死後はその息子であるオリヴィエが代わりを務め、90年になってヴァンサンの娘アンヌ・クロードが参画。オリヴィエが自身のネゴシアン業で多忙とな ったため、94年以降はアンヌ・クロード・ルフレーヴが一人でドメーヌの経営にあたっていたが、残念ながら2015年に他界。


そして現在、その偉大な功績オリヴィエ・ルフレーヴの兄妹の子供で、つまり、オリヴィエや、亡くなったアンヌ ・クロードの甥であるブリス・ド・ラ・モランディエールが引き継いでいます。


ルフレーヴはピュリニー・モンラッシェにおよそ25haものブドウ畑を所有する大ドメーヌであり、その大部分をグラン・クリュとプルミエ・クリュが占めている 。

プルミエ・クリュのクラヴォワヨンにおいては、クリマの総面積5.5ha中じつに4.7haを所有する半ば独占状態。グラン・クリュのシュヴァリエ・モンラッシェも 7.4haのうち2haを所有し、1ドメーヌの所有面積としては2番目に大きい。


このシュヴァリエ・モンラッシェの評価があまりに高いため、「ルフレーヴにモンラッシェは必要なし」と言われていたが、91年、ついにモンラッシェを入手。 面積は2ウーヴレ=約0.08haに過ぎず、毎年1樽造るのがやっとの希少さである。


またルフレーヴはピュリニー・モンラッシェとムルソーに挟まれたブラニー村にも畑を所有し、ドメーヌ唯一の赤ワインを醸造していたが、1995年に一部をシャ ルドネに植え替え、2000年にムルソー・プルミエ・クリュ・スー・ル・ド・ダーヌとしてリリース。04年に残りの区画もシャルドネに植え替えたため、現在、ド メーヌのラインナップに赤ワインはない。


ルフレーヴで特筆すべきことは、ビオディナミによるブドウ栽培である。

80年代末、ブドウ畑の状態に疑問を抱いたアンヌ・クロードは、地質学の専門家であるクロード・ブルギニヨンの講義を聞いたのがきっかけで、ビオディナミに 傾倒。故フランソワ・ブーシェの指導のもと、天体の運行に従って農作業を行い、自然界の物質から作られた特種な調合物で土壌の活性化を図る、ビオディナミ 農法を実践する。

ワインの醸造は、歴代のレジスール(醸造長)が指揮をとる。フランソワ・ヴィロ、その息子のジャン・ヴィロと続き、1989年にはムルソーの造り手として高い 評価を得るピエール・モレが後を継いだ。彼はおよそ20年間にわたり、ルフレーヴのワインの品質をさらなる高みまで向上させた後、2008年にそのバトンを若手 のエリック・レミーへ渡してドメーヌを去った。2017年からはドメーヌ・ド・ラ・ヴージュレで醸造責任者を務めたピエール・ヴァンサンが支配人に就任した。