生産者セミナー【都農ワイン】~国内外から高い注目を集める宮崎県のワイナリー~
会場 | 青山 |
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回数 | 全1回 |
定員 | 48 名 |
開講日 | 11/29 (水) |
催行決定日 | 11/22 (水) |
講師 | 株式会社都農ワイン 代表取締役社長 栽培醸造責任者 赤尾誠二様 |
コース | 各回募集講座/イベント |
備考 | お申し込みをキャンセルされる場合は11/22(水)19:00までにご連絡ください。それ以降のキャンセルは全額ご負担いただきます。 |
講座概要
【生産者セミナー】都農ワイン
~いいぶどうがいいワインをつくる~
近年国内外で非常に高い評価を受けている都農ワイン。
現在、特にシャルドネとキャンベル・アーリーに関しては、『The World Atlas of Wine』の中で、「日本の南に位置する九州地方は、繊細なシャルドネと、ライトで甘いキャンベル・アーリ―のロゼワインで知られています。」と明記され世界から高い注目をされています。
また都農ワインのDNAともいうべきキャンベル・アーリーはイギリスのワイン専門書である『ワインレポート』において、「最もエキサイティングなワイン100選」に選出。
アジア最大規模のワイン審査会となっているジャパンワインチャレンジ2016にて金賞を受賞した他、ベスト・ニュー・ワールド・ロゼ・ワイン部門においてインターナショナル・トロフィーも受賞しています。
都農町でのブドウ造りが始まったのは、戦後まもなくの1953年。
その後、1988年に町おこしのために町営のワイナリーを作る計画がスタートし、1996年にオープンしました。
かつては、高温多湿の「雨の多い宮崎はぶどう栽培に適さない」と言われてきました。
実際、年間4,000ミリ以上の雨量、これは世界のワインの銘醸地に比べると5~8倍もの雨量になります。また、宮崎県においては避けては通れない自然災害である台風の影響も甚大です。
栽培醸造責任者の赤尾様は「強風で葉も果実も多大な被害を蒙ることになります。激しい雨にたたかれて、袋がけした実も変色したり、房ごと落とされることもありました。」とお話されております。
決してぶどう栽培には適した環境とは言い難い土地でのワイン造りの中で、排水対策、防風林の植樹、ビニールトンネル栽培、棚作りの工夫など具体的な対策を幾つも施し、品種を更新し、都農の風土を反映するぶどうを大切に育ててきました。
数多の創意工夫の末、実際に高温多湿の宮崎県という土地で欧州系のぶどうが栽培され、これまで素晴らしいワインとなっているという事実は決してぶどう栽培に恵まれた土地ではないこの地を先人の滾る情熱と熱量で切り開き、そして現在に至るまで都農ワインに関わる皆様の弛まぬ研鑽の上にワイン造りが成り立っている奇跡といっても過言ではありません。
都農ワインは宮崎平野を一望する標高200mの高台・牧内台地の海沿いに位置しており、雨雲が発生し雨が多い反面、風が吹き抜けるために雨の後は絶好の晴天に恵まれます。
日本髄一の豊富な日照量と尾鈴山からの流れる冷たい地下水によって地温が下がり、寒暖差を生み出すことでぶどうの十分な完熟に繋がり、果実味が豊かでストラクチャーがありフルーティーな香りを伴うワインになります。
土壌に関しては、火山灰土壌の黒ボク土で、非常に水はけが良いという利点がありますが、同時に生育に必要なミネラル分が乏しいという欠点があります。
都農ワインではこの欠点を補うために、宮崎県の畜産産業が盛んなことから上手く堆肥を土づくりに転用し、従来の「いいワインは痩せた土地からできる」という定説に逆らう形で、土づくりから心血を注ぐことで、テロワールを表現するぶどうを栽培し、醸造することで都農ワインにしか表現できないワイン造りをしています。
一見するとぶどうの生育に不利なことも裏を返せば自然の恩恵が共存していることで、この土地への無償の愛と愛着が丁寧なぶどう栽培に繋がっています。
≪講師≫:株式会社 都農ワイン
代表取締役社長 栽培醸造責任者 赤尾誠二様
高鍋農業高校卒業後、都農町役場にワイン技師として入庁。
18歳からブドウ栽培とワイン醸造を始め、都農ワイナリー建設に従事し1996年にグランドオープン。
2006年⽇豪交流事業の⼀環として、⽇本若⼿醸造家を代表して、豪ワイナリーで2ヶ月半の醸造研修。同年、都農町役場を退職し都農ワインの⼯場⻑代理に就任。
2016年取締役⼯場⻑に就任し、2023年代表取締役代表に就任し、現在に至る。
「ワインは地酒である」という信念のもと、都農でしか作れない味があるからこそ流行は追わない。
風土は人が克服するものではなく、人は風土に生かされていると考えるべきなので、人は風土と「協調」しあって、新しい何かを産み出すのだと思います。この風土が香るぶどうを使って、個性豊かなワインをつくるために毎年試行錯誤を重ねています。
セミナーでは上述しておりますキャンベル・アーリーとシャルドネを含む貴重な5種類を今回のために揃えていただきました。
中でもシラーは栽培から醸造まで15年という長い月日をかけて、何度も試行錯誤しての醸造販売となっております。
都農でできるシラーは世界の数多の銘醸地のシラーとも異なる、滋味深く非常に完成度の高いワインとなっております!
そして、今回のセミナーの中で試飲していただくワインはすべて販売もございます!
ご購入していただいた方にはワインへのサイン・お写真を対応させていただきます。
非常に貴重なワインが集まりますので、このすばらしい機会をお見逃しなく!
≪試飲ワイン≫ (希望小売価格税抜)
2022尾ノ下エステート シャルドネ#5(¥3,300)
2022白水アンフィルタード シャルドネ#6−B(¥3,900)
2018プライベートリザーブ マスカット・ベーリーA(¥3,300)
2020プライベートリザーブ シラー(¥3,300)
2023キャンベルアーリー(¥1,450)
≪販売ワイン≫
2022尾ノ下エステート シャルドネ#5(¥3,300)
2022白水アンフィルタード シャルドネ#6−B(¥3,900)
2018プライベートリザーブ マスカット・ベーリーA(¥3,300)
2020プライベートリザーブ シラー(¥3,300)
2023キャンベルアーリー(¥1,450)
講座日程
11/29 (水) 開講クラス
水曜日 19:00~21:00 講師:その他
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第1回2023/11/29 (水) 19:00~21:00
講師紹介
費用
受講料 |
6,600円 (税込)
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お支払い | クレジットカード |
※ 本講座は、初回登録料がかかりません。 |