垂直試飲で検証。当たり年の50年後。バローロ74~70年。ルフィナ71~68年。

会場 | 青山 |
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回数 | 全2回 |
定員 | 12 名 |
開講日 | 4/7 (金) |
催行決定日 | 3/31 (金) |
講師 | 寺下光彦 |
コース | 研究科コース |
振替カテゴリ | カテゴリーA |
講座概要
”偉大な年”とされたヴィンテーは、40年後、50年後も偉大な年であり続けるか? それは全てのワイン・ラヴァーにとっての永遠の課題であり、解明すべき巨大な謎です。
あのアンジェロ・ガヤは「メディアでグレートヴィンテージとされる年は、ワインの味がフラットになる」と語っています。
リリース時には地味な評価だったのに、熟成後に化けるヴィンテージは、人知れず、多く存在します。
今回ピエモンテ編では、バローロ(マルケージ・ディ・バローロ)、1974年、1973年、1971年、1970年,計4本を抜栓比較。
1971年は、イギリス、マスターオブワイン協会初代会長、故マイケル・ブロードベントなどが「戦後、最も偉大な年」と絶賛する、バローロの伝説的ヴィンテージです。
トスカーナ編では、「50~60年代のトスカーナ高品質ワインの代名詞」とMWニコラス・ベルフレージが絶賛する至宝、
スパレッティのキアンティ・ルフィナ・リゼルヴァ・ポッジオ・レアーレ、1971年、1970年、1969年、1968年、計4本を抜栓します。
(最高峰キアンティ=サンジョヴェーゼの華麗な熟成力は、現代ワイン界・最大の盲点の一つです。まるで発見される前の、ツタンカーメンの黄金の仮面、の域です)
別途、アペリティーヴォとしまして、近年各産地で話題のワイン2本を抜栓し、各講座、それぞれ6本づつを抜栓します。
今回のご経験によって、皆様の今後の”ヴィンテージ観”、およびワイン選びに新たな視点と視角が加わり、より多角的なビンテージ判断を培うきっかけになれればと考えています。
ワインはすべて講師がイタリア取材時に現地のワインショップの地下セラーで一本一本入念に色調と状態を吟味して購入した秘蔵のワインです。日本のネット・オークションや、不備なワイン会などで出会う、熱劣化して紹興酒状態になった古酒は無縁です。すべて甘く華やかで官能的な、素晴らしいアロマある熟成ワインですので、どうぞご心配なく。
※ブショネの場合のみ、申し訳ありませんがご容赦ください。
もちろん熟成イタリアワインの素晴らしさはビギナーにも瞬時にご理解、ご感動いただけます。”単純に、美しく華麗に熟成したオールド・ヴィンテージワインを飲んでみたい”という方々も、是非お気軽にご参加ください。
カリキュラム
第1回
ピエモンテ編:バローロ(マルケージ・ディ・バローロ)、1974年、1973年、1971年、1970年を比較検証。
第2回
トスカーナ編:「50~60年代トスカーナ高品質ワインの代名詞」、スパレッティ/キアンティ・ルフィナ・リゼルヴァ・ポッジオ・レアーレ1971年、1970年、1969年、1968年を比較検証。
講座日程
4/7 (金) 開講クラス
金曜日 18:30~20:30 講師:寺下光彦
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第1回2023/04/07 (金) 18:30~20:30
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第2回2023/06/23 (金) 18:30~20:30
※振替制度について詳しくはこちら
講師紹介
費用
受講料 |
44,000円 (税込)
1回あたり22,000円(税込)×2回 |
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お支払い | クレジットカード |
※ はじめてお申し込みの場合は、登録料として5,500円(税込)を申し受けます。翌年以降は、年間更新料:2,200円(税込)となります。申込講座の終了日までに登録期限が切れる場合は、更新料が発生します。 |
ワイン専門誌『ヴィノテーク』記者として、15年以上、世界各地のヴァン・ナチュール生産者を無数に訪問。その膨大な経験と、30年に渡って大量に1級シャトーやブル・グラン・クリュを飲み続けた経験を土台に、有名高級ワインに勝るとも劣らない、ヴァン・ナチュールを厳選します。