永澤醸造長に学ぶ、1日醸造家体験

前回ご好評いただきましたドイツ在住の日本人栽培家で、醸造家でもある永澤真人氏を招いたセミナーです。

今回も醸造家ならではの視点から、一般消費者では体験できないようなワークショップスタイルの講座内容となります。

今回は、セクションを2部に分けていますので永澤醸造長のお話しをナビゲーターの富田講師と共にたっぷりとお楽しみいただけます。

セクション1「添加剤の効能を知る」

添加剤を添加前、添加後でどのようにワインに変化をもたらすかを体験します。

実際に皆さまご自身で調合していただきます。

＜添加剤4種＞

還元剤：SO2、アスコルビン酸

安定剤：メタワイン酸、アラビアガム

セクション2「プリンツザルムワイナリーより」

セクション2では、プリンツザルムワイナリーのグローセス・ゲヴェックス2種、さらにワイナリーでは

珍しい希少な赤ワイン含む計4種をご堪能ください。

・GG Riesling キュヴェ違い2種

・Spätburgunder

・Merlot

プリンツ・ザルム醸造所

ドイツに13ある指定ワイン産地の1つ、ナーエに拠点をおくドイツでは最古の個人所有ワイナリーの1つ。800年以上の歴史を持ち、現在の当主 Felix Prinz zu Salm-Salmで32代目を数える。

ナーエとラインヘッセンに合計で18haの畑を持ち、リースリングを中心に複数のブドウ品種を栽培、ワイン造りを行なっている。年間生産本数はおよそ11.5万本。

VDPとFAIR’N GREENに加盟。2018年までは20年以上にわたりEco認証をもつワイナリーとして活動していたが、より本質的な環境親和性を推進するために認証を返上。現在は銅をはじめとした環境負荷の高い物質を使用しない、サステナビリティーを重視したブドウ栽培を行なっている。

永澤真人氏・プロフィール

醸造用ブドウの栽培醸造エンジニア。エノログ。

ガイゼンハイム大学でブドウ栽培およびワイン醸造を学ぶために2013年に渡独。在学中にドイツ、ギリシャ、ニュージーランドで研修をしつつ、2018年春に同大学を卒業。同年夏からWeingut Prinz Salmに所属し、ブドウ栽培とワイン醸造を担当。

2020年より同ワイナリーの醸造責任者を務める。

ブドウ栽培やワイン醸造を解説するサイト、Nagi’s wineworld (https://nagiswine.com)の運営やコンサルタント業務も行う。

ナビゲーター：富田葉子講師