ペアリング研究 巨人の肩に乗る日本酒ペアリング研究の最新論文を読み解く

会場 | 青山 |
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回数 | 全3回 |
定員 | 13名 |
開講日 | 10/18 (土) |
催行決定日 | 10/11 (土) |
講師 | 山内祐治 |
コース | 日本酒コース |
振替カテゴリ | カテゴリーC |
備考 | ■講師が書いた論文も、皆様にシェアします。 ■お申込みをキャンセルする場合は、講座日2週間前までにご連絡ください。それ以降のご連絡は全額をお支払いいただきます。 |
一般申込の方は2025年08月03日(日)11:00より受付開始
講座概要
資格は取ったものの、ペアリングを提案できていない――。
そんなサービスのプロや上級愛好家に向けて、こちらの講座を開講します。講師は「湯島天神下 すし初」四代目にして当校講師の山内祐治。新潟大学大学院で培った〈日本酒学〉の知見と、自らの論文「日本酒ペアリング時における過負荷は変化しうるか」を軸に、全三回で日本酒ペアリング研究の“最新概念”を解き明かします。
第1回は造りの復習とフードペアリング研究の最前線を。第2回は論文を読み解きながらフードペアリング理論の習熟と、それを日本酒に生かす術を。最終回は温度や酒質を自在に操るテイスティング実習で実践力を鍛錬。先行研究としての論文も提示し、疑問を現場の課題に直結させながら学べます。各回とも2時間、扱う酒は4〜5アイテム。造り別・温度別・提供順序など、ペアリングのルールと“過負荷の解消”を意図的に意識し、五感がペアリングをどのように許容していくのかを体感します。受講者には修了証「Sake Pairing Certificate」を贈呈、次のステップへの自信を確かな形で手にできます。今こそ、日本酒と料理の相互作用を“脳と舌”で再検証し、語れるプロへ。皆さまのご参加をお待ちしております。
カリキュラム
第1回
フードペアリング理論の先行研究 現状
第2回
論文を読み解く 理論の習熟と、付随する観念について
第3回
実践に向けて
講座日程
10/18 (土) 開講クラス
土曜日 11:00~13:00 講師:山内祐治
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第1回2025/10/18 (土) 11:00~13:00
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第2回2025/11/01 (土) 11:00~13:00
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第3回2025/11/15 (土) 11:00~13:00
※振替制度について詳しくはこちら
講師紹介
費用
受講料 |
49,830円 (税込)
1回あたり16,610円(税込)×3回 |
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お支払い | クレジットカード、銀行振込 |
※ はじめてお申し込みの場合は、登録料として5,500円(税込)を申し受けます。翌年以降は、年間更新料:2,200円(税込)となります。申込講座の終了日までに登録期限が切れる場合は、更新料が発生します。 |
一般申込の方は2025年08月03日(日)11:00より受付開始
J.S.A. 認定ソムリエ、SAKE DIPLOMA、CPA認定チーズプロフェッショナル、新潟大学大学院 日本酒学卒業(修士)★第1回J.S.A. SAKE DIPLOMAコンクール優勝、サライ.jpにて今春より連載開始。湯島天神下 すし初 四代目 。飲食激戦区、湯島に大正からある江戸前鮨屋に産まれる。祖父に連れられ「ちいさな四代目」として3歳から築地の魚市場へ。大学卒業後、築地、東銀座にて厳しくも情熱的な修業のち、四代目若旦那として店に戻り、さらなる修行の日々。旬の食材と旬の日本酒との相性を総合して今日もお客様にご提供中。現在予約は半年後。日本酒の魅力とはそのものの味わいの甘美たることそのものにとどまらず、共に味わうお料理との相性にあるかと思います。簡単に言いますと、“料理と合わせて本当に美味しい!”ということです。全国各地の料理とあわせられる様々な個性の日本酒が存在し、様々な器、飲み方そして、様々な供出温度が存在しているのではないかとすら思えます。皆さんも、初めて日本酒を美味しい!と思った瞬間、覚えていませんか?私はその瞬間がいまだに忘れられません。修行を終えて店に四代目として戻った時、ある日本酒との出会いが自分の職人人生まで変えてくれました。それくらい、僕にとって日本酒の美味しさというのは衝撃的だったのです。それ以降、寿司の修業の傍ら日本酒に没頭いたしました。そこには本当に様々な個性を見せる綺羅星の如くなお酒達との出会いがありました。私の授業を受けていただくと、まずなによりですが日本酒に対する情熱の向上が見込めます。つまり、更に日本酒を好きになっていただけるのではないか、と思っています。更に、そこに論理性、客観性を付与することができます。それは、わたくしの授業がそういった部分を重要視して取り行うからに他なりません。つまり、感覚と言語の紐つけ、と言って良い部分です。日本酒は、ワインよりも人の手の介在する部分が多く、そのため同じ地域でこしらえても地域差以上の個性に富んでいます。そのため、特にワインの勉強を続けてきた方々には各々の特徴が捉えづらくテイスティングに苦労する、というお話をお伺いすることがあります。しかしながら酒造りで施される人の手、とは理(ことわり)であり、「ことわりをはかる」と書く「料理」のレシピの様なものと私は考えます。段階的、論理的にそして客観的に分析していけば、かえって日本酒の方が特徴を言語化しやすい部分も多くあると思います。私の授業では香りの情報や味わいの情報など、様々な情報を原因と結果に紐付くように指導していくことができると思っております。そのため、授業中は、勿論誰かに当てると言う事は無いのですが、皆さんに考えていただくような瞬間のある授業を心がけたいと思います。さらに記憶の定着と言う部分を重視し、皆さんに効率よく資格取得していただけるように脳科学に則った効率的な学習方法、推薦図書についてもご提案できればと思っております。皆様の試験の合格のお手伝い、さらにその先のめくるめく日本酒達との出逢いのお力添えが出来たら本当に嬉しいです!