ワイン用ブドウの苗木品種・クローン/台木

会場 | 青山 |
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回数 | 全1回 |
定員 | 14名 |
開講日 | 4/14 (月) から順次開講 |
催行決定日 | 4/7 (月) |
講師 | 日向理元 |
コース | 研究科コース |
備考 | お申込みをキャンセルする場合は、講座日2週間前までにご連絡ください。それ以降のご連絡は全額をお支払いいただきます。 |
講座概要
19世紀、新大陸に生息していたフィロキセラは、ヨーロッパに侵入しブドウ畑に壊滅的な被害をもたらしました。様々な対処法が論じられましたが、採用されたのはアメリカ系ブドウ樹に従来のワイン用ブドウを接木することでした。ヨーロッパの農業の主要部分を支えるブドウ栽培の命運を懸けた病害との闘い、苗木の開発競争には多くのドラマがありました。それらを紹介するとともに、台木、苗木、病害対策、クローン選抜、苗木屋などについて詳説します。
クローンの異なるピノ・ノワール、シャルドネの試飲により、クローンの個性に迫ります。ピノ・ノワールの代表的なクローン667、777、828、943、Swan、Calera、Pommard、828Faux、Abel、MV6、シャルドネの代表的なクローン95、96、124、277、1066、Wente、FPS6、FPS15、Mendoza等、話題となっているフランスと新世界のクローンの系譜と特徴を説明します。
クローンとともにワインの栽培において欠かせないのは台木です。これによって、従来の味わいを損なうことなくフィロキセラ耐性をもつブドウが生産可能となりました。ヨーロッパでしか作れなかった苗木が様々な土地で栽培可能となり、ワイン産業の多様性に貢献しています。RG、101-14、3306C、3309C、Schwarzmann、1103P、110R、5BB、5C、SO4、420A、161-49、Gravesac、16-16C等の台木の特性とその歴史について解説します。
このほか、ウイルス、ブドウ樹の輸入、苗木生産のプロセスについて詳述します。
<講座をお勧めする人>
クローンのテイスティングを極めたい人、ワイナリーやブドウ園の立ち上げを考えている人、ブドウの生態をもっと知りたい人向けの内容です。
<提供ワイン>
単一クローンで作られたワイン
講座日程
4/14 (月) 開講クラス
月曜日 19:00~21:00 講師:日向理元
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第1回2025/04/14 (月) 19:00~21:00
6/19 (木) 開講クラス
木曜日 19:00~21:00 講師:日向理元
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第1回2025/06/19 (木) 19:00~21:00
講師紹介
費用
受講料 |
14,300円 (税込)
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お支払い | クレジットカード |
※ はじめてお申し込みの場合は、登録料として5,500円(税込)を申し受けます。翌年以降は、年間更新料:2,200円(税込)となります。申込講座の終了日までに登録期限が切れる場合は、更新料が発生します。 |
ワイン造りを夢見る空想ワインメーカー。カリフォルニア大学UC Davis Extension Winemaking Certificate Program修了。J.S.A.認定シニアワインエキスパート。訳書にレミントン・ノーマン著「ブルゴーニュのグラン・クリュ」(白水社)。「ワイン男子101人の“もてなしワイン”300本」(JSA)執筆にワイン男子として参加。