地質で解き明かす世界のワイン銘醸地=誰もが知る著名産地はどのようにできたのか=

会場 大阪
回数 全1回
定員 13名
開講日 10/25 (水)
催行決定日 10/18 (水)
講師 川上康二 坂本 雄一
コース 各回募集講座/イベント

講座概要


地質学のスペシャリストとワインのプロによる徹底解説


世界中に存在する至高のワインを生み出す銘醸地。そこには固有のテロワールが存在します。気候の影響はもちろん、何千万年、何億年もかけてそこに現れた"土"の存在も忘れてはなりません。地質学のプロからワインの世界に転向してきた坂本雄一氏はこれまでとは全く違った角度から誰もが知るワイン産地の"土の成り立ち"を解き明かしてくれます。土壌とワインの味わいの相関関係についてはまだ科学的に解明しておらず公式にはいまだ"不明"となっており最後のミステリーとされていますが、各著名産地を代表するワインを試飲しながらまずは地質について基本を試飲を交えて学びましょう。


長い講師経験を持つ川上康二がモデレーターを務め、質問形式で複雑な地質の世界をわかりやすく楽しく解説いたします。生徒さんたちからの質問も歓迎します。土壌についての長年の謎を一緒に解き明かしていきましょう。


〈試飲6種を予定〉

1, シャブリとプティ・シャブリを土壌の面から比較する

2, 同一タイプの土壌を持つ2つの異なる生産国のピノ・ノワール比較

3, ボルドーの同一生産者による土壌別のカベルネ比較


(諸事情により一部変更となる場合がありますので何卒ご了承ください。)



<講座をお勧めする人>

いかにして著名なワイン産地が出来上がったのか、なぜ素晴らしいワインができるのか、土壌とワインの味わいとのミステリーについて興味のある方


<講座の進め方>

川上が坂本さんに質問する形式でわかりやすく解説を進めて行きます。

後半は代表的な産地のワインを試飲しつつそのブドウ畑のある地質を解説します。


<講師からのメッセージ>

土壌とワインの風味の相関関係はまだまだ研究途中で不明なところが多く、この講座で「全て解決」とはなりませんが明らかになっていることもあります。まずは地質の基本について知ることからスタートしてみましょう。


<坂本雄一氏プロフィール>



1976年岐阜県高山市生まれ。

東海大学、同大学院で海洋地質学を学び、卒業後は海洋地質調査会社に就職。港湾や航路の測量や海底光ケーブルのルート調査、環境調査等を行うサーベイヤーとして勤務する。退職後、実家である飛騨高山の(有)坂本酒店に戻り現在は社長を務める。先代からワインに注力していたことからワインを学ぶ日々の中で葡萄畑においてテロワールがいかに重要であるか、そしてそこに自身が持つ地質学の知見が大いに役立つことに気づく。ワイン専門誌に記事を掲載するようになり取材で赴いた世界各国のワイン産地の地質調査を通じ、葡萄栽培、ワイン造りにおける地形・地質・土壌の重要性を確信。その後アメリカの地質学者が著したフランスのワイン産地を地質学者目線で解説した本の翻訳に携わり、田崎真也ワインサロンでのワインと地質学に関する講座を多数開講するなど、ワインの世界に地質のエッセンスを普及すべく活動を続けている。2022年3月、共著にて「イタリアワイン産地ガイド~地図でわかるDOCGとDOC~」を出版、産地図の作成と、地質関係のアドバイスを担当した。


ライブ配信でご受講希望の方はこちらからお申し込みください。

https://www.adv.gr.jp/curricula/detail/14710


カリキュラム

第1回

地質で解き明かす世界のワイン銘醸地

講座日程

期間:全1回修了
募集終了

10/25 (水) 開講クラス

水曜日 19:00~21:00  講師:川上康二 / 坂本 雄一

  • 第1回
    2023/10/25 (水)  19:00~21:00
※こちらの講座は振替制度対象外講座となります。

講師紹介

ホテルのシェフソムリエを経てワインインポーターに転身、布袋ワインズ株式会社の代表を長年務め、現在は同社で顧問としてコンサルティングを行なっています。30年以上ワインビジネスに関わり、フランスをはじめとする伝統産地から、カリフォルニアに代表されるニューワールドまで、また日本各地の生産地を長年にわたって訪ね歩き国内外の多くの造り手と交流してきました。アカデミー・デュ・ヴァンでは2008年-2016年に青山校で講師を務め、当時はまだなかったアメリカワインの基礎クラスなど、新世界に光を当てた新しい講座を創設しました。さらにこれまで100軒以上のプロ向けセミナーやトレーニング開催の実績を持ち、「奥深いワインの世界を偏見なく、楽しくわかりやすく解説し、自然に仲間が増えてゆくような講義」を常に心がけ、現在も積極的に活動しています。休日は中高年サーファーとして波と格闘し、古いバンに乗り車中泊旅を楽しんでいます。布袋ワインズ株式会社 顧問JSA認定シニアソムリエアカデミー・デュ・ヴァン青山校 講師(2008-2016)=photo by Kentaro Takioka=

坂本 雄一

1976年岐阜県高山市生まれ。 東海大学、同大学院で海洋地質学を学び、卒業後は海洋地質調査会社に就職。港湾や航路の測量や海底光ケーブルのルート調査、環境調査等を行うサーベイヤーとして勤務する。 退職後、実家である飛騨高山の(有)坂本酒店に戻り現在は社長を務める。 先代からワインに注力していたことからワインを学ぶ日々の中で葡萄畑においてテロワールがいかに重要であるか、そしてそこに自身が持つ地質学の知見が大いに役立つことに気づく。 ワイン専門誌に記事を掲載するようになり取材で赴いた世界各国のワイン産地の地質調査を通じ、葡萄栽培、ワイン造りにおける地形・地質・土壌の重要性を確信。その後アメリカの地質学者が著したフランスのワイン産地を地質学者目線で解説した本の翻訳に携わり、田崎真也ワインサロンでのワインと地質学に関する講座を多数開講するなど、ワインの世界に地質のエッセンスを普及すべく活動を続けている。 2022年3月、共著にて「イタリアワイン産地ガイド~地図でわかるDOCGとDOC~」を出版、産地図の作成と、地質関係のアドバイスを担当した。


費用

受講料
12,100円 (税込)
お支払い クレジットカード
  ※ はじめてお申し込みの場合は、登録料として5,500円(税込)を申し受けます。翌年以降は、年間更新料:2,200円(税込)となります。申込講座の終了日までに登録期限が切れる場合は、更新料が発生します。
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