定点観測Beaune Perrieres/de Montille　7ヴィンテージ×10年間

まだまだ謎の多いワインの世界ですが、中でも最大のミステリーが「熟成」のプロセス。海千山千の鑑定家といえども、ワインの経年変化については「当てずっぽう」に毛が生えた程度の推論しかできないのが現実です。とはいえ、ひとつ銘柄を追いかけてテイスティングを重ねていけば、私たちもなにがしかの「経験」を手に入れることはできます。この講座は、映画「モンドヴィーノ」でも主役級で取り上げられたブルゴーニュ地方ヴォルネイの銘醸家ドメーヌ・ド・モンティーユのプルミエ・クリュ2011～2017年ヴィンテージを7本、10年かけて繰り返し試飲していくというものです。2029年まで、アカデミー・デュ・ヴァンでは毎年9月に同じ会を開きます。連続する7つのヴィンテージの10年を追うことで、私たちの「経験」と、そこから導かれる「知見」は少しずつ深まっていくことでしょう。偉大なヴィンテージと呼ばれた2015年は美魔女となるのか？　冷夏となった2014年は？　霜や雹に悩まされた2012年、2013年は？　「promised land（約束の地）」とも呼ばれ、世間では華やかに取り扱われる一方で、その過酷な気候条件に造り手の忍耐強さを感じるテイスティングともなるでしょう。紫貴あきが熟成のミステリーに切り込みます。

※当講座は、申込み受付開始日（2月5日（日）11:00）から2月7日（火）正午までのあいだは、過去に「定点観測Beaune Perrières/de Montille　7ヴィンテージ×10年間」をご受講いただいた方に優先的にお席をご案内させていただきます。2月7日（火）正午以降のお申込みについては、他講座と同様になります。