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【特別講座】 ブルゴーニュ現地クルティエ(バイヤー)目線による「ブルゴーニュ丸わかり法則」と、「未来のトップ生産者選び」
会場 | 名古屋 |
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回数 | 全3回 |
定員 | 13 名 |
開講日 | 5/19 (水) |
催行決定日 | 5/12 (水) |
講師 | 川上大介 |
コース | 研究科コース |
振替カテゴリ | カテゴリーA |
講座概要
「アルマン・ルッソー」、「ド・ヴォギュエ」、「コシュ=デュリ」、「ラモネ」等、ブルゴーニュに燦然と輝くトップ生産者と20年以上に亘る親交・取引を持ち、また、当時は無名だった「ロベール・アルヌー」、「フーリエ」、「カティアール」、「ニコラ・ポテル」等々の生産者を日本に初めて紹介した事で知られる元ブルゴーニュ・クルティエ(バイヤー)にして現在、ヴァンパッシオン社の代表を務める川上大介氏による特別講座。
同氏は2000年当時まだマイナーだったレコルタン・マニピュラン(RM)のシャンパーニュを紹介した他、テロワールを体現した高額なチリのファインワインの紹介、当時は「安価なお土産ワイン」の域を出なかった勝沼において収量を落としテロワールごとの個性を持つ「国産ファインワイン」の開発・啓蒙に携わるなど、常に現場視点から日本のワイン市場に新しい価値を発信し続けてきたことで知られます。
今回は、氏が2000年から3年間を過ごした、ワインバイヤーとしての原点である「ブルゴーニュ」について、会社経営の多忙な中をぬって、3回シリーズの特別な講座を実施致します。
第一回目は、同氏考案の「ブルゴーニュ・テロワールの法則」を試飲と共に解説、受講者がお料理やオケージョンに合わせて最適個性を持つ1本を選べる内容。「地図を見るだけでブルゴーニュの畑ごとの味わいが予見できる」という「虎の巻」的な内容で、過去10年で述べ5000人以上のプロのソムリエやキャヴィストが受講した、ブルゴーニュの基本が簡単に理解できる平易かつ高度な内容です。
第二回目は、「畑の法則」と「醸造の法則」を解説、その原則を知ることで、ワインの味わいから生産者がどのような技あるいは努力を費やしたのかが理解できる内容を、試飲と共に体験します。
第三回目は、第一回目と第二回目で得た知見を元に、同氏の仕事=「未来のトップ生産者発掘」について解説、ブラインド比較試飲などを通じて、現在のブルゴーニュ高騰の中で受講者がどのような生産者のワインを選んでゆくべきかのヒントを示します。
※一部講義内容が変更となる場合もございます。
カリキュラム
第1回
現地クルティエ視点からのブルゴーニュ丸わかり法則「テロワールの法則」
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講座内容
① 村ごとの個性(白)Meursault, Puligny Montrachet, Chassagne-Montrachet 各1種
② 村ごとの個性(赤)Gevrey Chambertin, Morey Saint Denis, Chambolle Musigny 各1種
③ 斜面上下の違い(白)Chassagne-Montrachet 各2種
④ 斜面上下の違い(赤)Vosne Romanée 各2種
ワイン合計10種
第2回
現地クルティエ視点からのブルゴーニュ丸わかり法則「栽培の法則」、「醸造の法則」
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講座内容
① アリゴテ3種ブラインド比較試飲
② ムルソー3種ブラインド比較試飲
③ ジュヴレイ2種ブラインド比較試飲
④ サプライズ?ワインとの比較
合計9種
第3回
現地クルティエの仕事「未来のトップ生産者開拓」
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講座内容
①フィッシェx1 (対抗:一般オートコート×1)
②ロレンゾンx1 (対抗:一般ムルソー×1)
③ファブリス・ヴィゴx1(対抗:著名ヴォーヌロマネ×1)
④ロブレモノx1 (対抗:クラッシックなVOLNAY×1)
⑤アルローx1 (対抗:DUJACなど×1)
合計10種
講座日程
5/19 (水) 開講クラス
水曜日 19:00~21:00 講師:川上大介
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第1回2021/05/19 (水) 19:00~21:00
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第2回2021/07/21 (水) 19:00~21:00
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第3回2021/09/15 (水) 19:00~21:00
※振替制度について詳しくはこちら
講師紹介
費用
受講料 |
66,000円 (税込)
1回あたり22,000円(税込)×3回 |
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お支払い | クレジットカード |
※ はじめてお申し込みの場合は、登録料として5,500円(税込)を申し受けます。翌年以降は、年間更新料:2,200円(税込)となります。申込講座の終了日までに登録期限が切れる場合は、更新料が発生します。 |
ブルゴーニュ、シャンパーニュを中心としたインポーター、株式会社ヴァンパッシオンの代表取締役、創業者。 1993年、早稲田大学商学部を卒業、学生時代は体育会ラグビー部員としてワインとは一切無縁の生活を送る。 1993年の大手商社入社以来、ファインワインの世界一筋に25年を過ごし、現地バイイング、ブランディング&マーケティング、営業、財務経理等管理全般、そして経営と、インポート業務における全ての実務経験を有する。 2000年からフランス・パリに居住し、大手ブランドワインが主流であった70年代の日本に初めてブルゴーニュやシャンパーニュの小規模生産者(ドメーヌ、RM)を紹介した「伝説のクルティエ」にして元生物科学者、パリの老舗ワイン商NICOLASの創業者の直系曾孫であるPatrick Saulnier Blache氏に師事する。 同氏に従事した3年間、ワイン造りの技術的な側面のみならず、その背景となる哲学を学び、また、Coche-Dury, Ramonet, Rousseau, de Vogue, Sauzet, Jacquesson, Egly-Ourietといった数々の世界的生産者や、元マスターオブワイン会長のAnthony Hanson氏といった世界的ワインオーソリティーとの親密な交流を通じ、ファインワインの世界の知識や見識を深める。 2004年、ファインワインに特化したインポーター、㈱ヴァンパッシオンを設立し、代表取締役に就任、現在、パリ、東京、大阪、福岡に拠点を構える他、インポーター計4社の代表取締役を務め、「芸術的価値のあるワイン」によって、日本のファインワインシーンをより豊かにすべく尽力しており、ソムリエや料理人等プロフェッショナルに対するワインセミナーの受講者は述べ1万人を超える。 2014年よりファイン和酒(日本ワイン、日本酒、本格焼酎他)の輸出業務をスタートし、海外のプロに対するセミナーなどの啓蒙活動を通じて、国際文化交流や日本の農業付加価値品の地位向上の実現に向けて活動している。 JSA認定ワインアドバイザー、シャンパーニュ騎士団シュヴァリエ、他。