連載コラム

連載コラム:伊東道生の『<頭>で飲むワイン 』 Vol.32 2013.12.18

年末のワインあれこれ (2) シャンパーニュでクリスマスと年末を!

 今年最後のコラムになります。まずRevue du vin de France, Hors -Série から年末のワイン特集が届きましたので、そのご紹介を。ですが、その前に、ちょっと私的興味から。
パリでは、クリスマスから年末にかけて至る所で、シャンパーニュが割引セールになります。とくにボン・マルシェ百貨店隣接のLA GRANDE EPICERIE DE PARIS(38, rue de Sèvres,75007)では、RVFの評価に合わせた品揃えなので、年末年始をパリで過ごす方は是非、除いてみてください。HMは、http://www.lagrandeepicerie.com/ です。面白いことに、そのページでのカーヴのカテゴリーは、ボルドー、ブルゴーニュ、ラングドック、ロワール、シャンパーニュ、そしてその他地域となっています。もちろん現地(売り場)では、ローヌやアルザスなどもカテゴライズされていますが、ネットでの売れ筋ではないのでしょうかね。それに加えてヴァン・ド・ペイにスピリット、そしてなんとSaké(酒)です。90ユーロのもあって、なかなか興味深いです。一度のぞいてみてください。売り場では、もっと割引していると思いますが・・・。
 
 さて、RVFではシャンパーニュだけでなく、各地域のワインが評点とともに紹介されていますが、ここではシャンパーニュをいくつか紹介します。2002年のミレジムを中心ですが、ノン・ミレジムも。括弧内は20点満点の評点、価格です。
最初は、ブリュット・アッセンブラージュ。
Krug,Grand cuvée (17.5, 140ユーロ);熟成感、泡の繊細さ、香りの複雑さのバランスがきわめてよい。 Bollinger, Spécail cuvée (16, 40ユーロ);2007-2008がベース、ワインらしく力強い。(全くの私見ですが、最近のこの両者は、値も上がり、そのわりに過去のものよりも繊細さ、優雅さ、味わいの複雑さに劣る気がしますが・・。気のせい、偏見?)
Égly-Ouriet,Tradition Grand cru(16, 31.50ユーロ) ;ピノ・ノワールが優勢でテロワールの「黒さnoir」がよく表現されている。Gosset,Gramd réserve (16, 45ユーロ);マロラクティック発酵をせず、複雑さと新鮮さ、スタイルの独特さに特徴。
 15.5点は以下のもの。Benôit Lahaye(20.40ユーロ)Brut grand cru Essentiel,ピノ90%。Bérèche et fils,Réserve(21ユーロ)華やかな泡立ち。Francis Boulard et fille, Extra-Brut Les Murgiers(45ユーロ)。Jean Lallement et fils, Réserve(17.37ユーロ)。後は有名どころ。Henri Giraud, Jacquesson, Louis Roederer,Pol Roger,です。
 次に、ミレジム2002の評点です。
 Blanc de Blamcs;Deutz,Amour de Deutz(18, 140ユーロ)。AR Lenobre,Collection Rare(17.5, 50ユーロ)、Taittinger, Comte de Champagne(17.5, 115ユーロ)。Agrapart et fils, Minéral(17, 90ユーロ)。Jacquesson, Dizy Come Bautray(17, 130ユーロ)。Jacques Sellose, Extra-Brut(17, 100ユーロ)など。
Blanc de Noirs ;Jacquesson, Extra-Brut Ay Vauzalle Terme(18.5, 130ユーロ)。Gonet-Médeville,Grnde Ruelle(16.5, 80ユーロ)。Tarlant, La vigne d’Or blanc de meuniers(16.5, 70ユーロ)。
 Assemblage;Louis Roederer,Cristal(19.5, 195ユーロ)。Egly-Ouriet, Grand cru(18, 75ユーロ)。De Sousa, Cuvée de Caudailes(17.5, 104ユーロ)。ここはシャンパーニュのビオディナミの草分けです。とくに、cuvée Grand Cru Réserveは100 % chardonnayで “bio”の表示があります。他に、DrappierのMagnumも16.5, 75.50ユーロであがっています。
 Rosé;Dom Pérignon(18.5, 150ユーロ)。Billecart-Salmon,Elisabeth Salmon(17, 180ユーロ)。ドンペリよりも高い!
 どうも、こちらは、有名どころばかりで、残念ながらたいした情報はありません。

 その代わりにネットで、ドメーヌの紹介がありますので、そちらも。
クリスマスと新年にお祝いに、20haに満たないが、信頼ある14のシャンパーニュです。

最初は、Éric Rodez, Champagne brut Cuvée des Grands Vintages (15,5/20)
6 haで、1982年からAmbonnayで家族経営を始める。1995年以降のアッセンブラージュ。すてきなハーモニーに、ピノの力強さ。熟成の技法が舌触りのよさや味わいの長さを保証している。鳥に合う。55ユーロ。

Françoise Bedel Champagne brut Dis, Vin Secret (15,5/20)
9haをビオディナミで。場所は、Crouttes-sur-Marne。ピノ・ムーニエ主体でしっかりとした性格。2005年をベースに2004年も。ドサージュが5,5 g/l以下のエクストラ・ブリュット。まだ若々しく、8年から10年持つ。30ユーロ。

Suenen, Champagne extra brut, Grand cru Blanc de blancs (15,5/20)
Côte des Blancs (Cramant, Chouilly, Oiry)のグラン・クリュ、2009年と2008年をベース。2012年10月にデゴルジュマン。ドサージュ4 g/l。シェリー香、ワインらしさと白亜質感。 21,40ユーロ。

Thévenet-Delouvin, Champagne extra brut, Cuvée Insolite chardonnay (15/20)
2008年ベースのブラン・ド・ブラン。ジロール茸とパルメザン香。ローストチキンに合う。ドサージュは3,8 g/l。 21,90ユーロ。

Jeaunaux-Robin, Champagne extra brut Sélection (14,5/20)
ほとんど知られていないSézannais の畑。火打ち石の覆われたテロワール。ピノ・ムーニエが60%で、ドサージは5,5 gl/。アペリティフに。25ユーロ。

Guy Larmandier, Champagne brut Grand cru 2006 (14,5/20)
9 haで、テロワールとしてはブラン・ド・ブランのグラン・クリュとして特徴づけられる。グレープフルーツやレモンの新鮮さ。5年はもつ。23ユーロ。

Penet-Chardonnet, Champagne extra brut, Grand cru 2007 (14,5/20)
6 haで、Montagne de Reimsにある。グラン。クリュで、シャルドネが70 %で複雑な味わいで甘草の香り。ドサージュ5 g/l。36ユーロ。

Piollot Père et fils, Champagne brut rosé (14,5/20)
8,5 haでビオディナミ。マセラシオン発酵を行った快適なロゼ。2009年がベースで、ドサージュは9 g/l。ワインらしい寛大さとサクランボジャムの特徴。苺系のお菓子とあう。 17,20ユーロ。

Chapuy, Champagne L’Esprit de Chapuy, brut chardonnay (14/20)
2007年、2008年、2009年のアッセンブラージュで、そのうち40 % はOgerのシャルドネのリザーブ。新鮮。35ユーロ。

Colin, Champagne brut Blanche de Castille (14/20)
11 haで、VertusとBergères-lès-Vertusにある。2008年と2009年のアッセンブラージュ。アペリティフ向き。28ユーロ。

Jean Vesselle, Champagne extra brut (14/20)
ノン・ドゼでピノ・ノワールが80 %にシャルドネ。酸味がややあり、アニスの香りとフルーツの味わい。 17,50ユーロ。

Olivier et Laëtitia Marteaux, Champagne brut Réserve (13,5/20)。
Azy-sur-Marneにあり、ブリオッシュやサクランボの香りのする熟成したシャンパーニュをつくっている。アペリティフ向き。17ユーロ。

Marin-Lasnier, Champagne brut Pur Blanc (13,5/20)
Celles-sur-Ourceにある、もとは、ブラン・ド・ブランのドメーヌ。シャルドネに、20 %のピノ・ブラン。しっかりとしており、シャンパーニュでは珍しくピノ・ブラン由来の呼称の香りがする。コスパよし。14ユーロ。

Thévenet-Delouvin, Champagne brut chardonnay (14,5/20)
Passy-Grigny にあり、典型的なブラン・ド・ブランをつくる。2009年をベース。部分的に樽熟で、ミカンの香りがし、バランスあるボディ。15,70ユーロ。

以上です。

それでは、シャンパーニュとともに、みなさま、よいお年を。
joyeux Noël et bonne année!

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