忖度なしのワイングッズ徹底レヴュー Vol.4 ワンプッシュでワインが長もち 「ルンゴプロ」

抜栓したワインの保存は愛好家であってもプロにとっても永遠のテーマ。話題のワイングッズを実際に試してリポートする本企画では、今回と次回と2回に渡り保存ツールにフォーカスする。一度開けたワインをいかにしてキープするのが正解なのだろう、そもそも、キープできるものなのだろうか?

文・写真/谷 宏美


【目次】

1. 酸化との戦いに勝つには
2. どんな製品なの?
3. 3パターンで検証
4. 結論


1. 酸化との戦いに勝つには

一度開けたワインの状態をキープするにはどうしたらよいか。このために人は知恵を尽くしてさまざまな方法を試みてきた。それはひとえに酸化を防ぐということに尽きるわけだが、そのためにボトル内に何らかの気体つまりガスを充填するのがよく、充填用の器具とセットになったものがいくつか開発されている。

液面が下がったボトル内に充填するガスとしては、以下の4種類が有効ということでほぼ決着がついている。
1. 窒素
2. 酸素
3.アルゴン
4. 二酸化炭素
数値で見ると、1〜4の上から順に比重が重くなり、また液体に溶けやすいという性質をもつ。つまり4.の二酸化炭素は、窒素に比べてかなり重いので安定して液面を覆うことができるが、同時にワインそのものに溶け込みやすい、ということになる。すべてを兼ね備える都合のよいものはないのだ。そこで我々は判断しなければならない。果たして、どのガスを選ぶのか。

もう1点考えるべきはコスト。ガスの価格とも関係するが、どちらかというとガスそのものよりもそれを充填する器具によるところが多いだろう。あとは、どれくらいの期間、もたせたいのかがポイントになる。この手のツールの中で、長期の保存を可能にすると注目されるのは「コラヴァン」だが、値段も群を抜いてお高い。今回検証する「ルンゴプロ」の価格はコラヴァンの3分の1ほど、約14日間の保存が可能で、1回(1噴射)あたり18円だという。比較的安価に目的を達することができそうだ。

 

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