アンリ・ジャイエとは? ~世界で一番高価なワインを造った偶像破壊者 vol.2
蔵の仕込み場では、稲妻のような閃きと、驚異的な慧眼を誇ったアンリ・ジャイエ。対照的にこのヴィニュロン(栽培醸造家)は、ブドウ畑においては徹頭徹尾、「時代遅れの愚か者」であった。1990年代に行なわれたジャッキー・リゴーに…
蔵の仕込み場では、稲妻のような閃きと、驚異的な慧眼を誇ったアンリ・ジャイエ。対照的にこのヴィニュロン(栽培醸造家)は、ブドウ畑においては徹頭徹尾、「時代遅れの愚か者」であった。1990年代に行なわれたジャッキー・リゴーに…
一本の値段が800万円もする赤ワイン。そんな奇妙な液体が、この世に実在すると信じられるだろうか。ボトルサイズが大きいわけでもなければ、たっぷりと金箔が浮かんでいるわけでもない。たった750mlしかない「飲む黄金」は、4~…
われらが誇る日本の大橋健一MWと同じ2015年に晴れてマスター・オブ・ワインとなったドイツのコンスタンチン・ボームMW。YouTubeでMWになるまでの厳しい道程やブラインドテイスティングの極意を語ってくれる。下積みから…
今や1本800万円! ヴォ―ヌ・ロマネの神話的生産者、アンリ・ジャイエ。その箴言とワイン造りについての文献を精読すればするほど・・・・ 見えてくるのは現代のナチュラル・ワイン造りの先駆としての先見性と偉業なのです。 【目…
香りや味わいの表現として今でも良く話題にでてくる「ミネラリティ」。テロワールの表現として土壌との関係を疑わない陣営。一方で、頭からその存在を否定して単なる還元香と断定する反対陣営。科学者、ジャーナリスト、ワイン愛好家のジ…
ナチュラルワインにまつわる、あれこれを、楽しく掘り下げる連載。第2回目は、北風吹く寒い冬の必需品(!?)、まさかの60℃・熱燗オレンジワインのススメです。 【目次】 1. 言い出しっぺは、またもグラヴネル。 2. 熱燗オ…
67Pall Mallの新しいビデオプログラムが完成した。素晴らしい映像のクオリティだ。ボルドーのジロンド川とドルドーニュ川が合流してガロンヌ川がゆったりと流れゆく場所でのテイスティングの様子にはうっとりする。この左岸と…
世界中で「ハンズオフ」あるいは「人的介入の低減」が良しとされる傾向にある昨今ですが、世の中デメリットのないことなんて存在しないはず。昨今話題になっていた生体アミンの話も含め、科学的な観点から切り取ってみたいと思います。 …
ワインバーのオーナーにして、世界の歴史や文化の視点からワインをわかりやすく語る達人。ワイン以外の酒類にも幅広い知識と愛情を持つ筆者が、ひもとくワインと書物の世界。お気に入りのワインと共に楽しみたい。今回は、フランスで認め…
ワイン・エキスパート、WSET、MWみたいなワイン系の難関資格試験に合格するには、いろんなことを覚えなきゃならない。このシリーズでは、受験勉強には何の役にも立たないし、知らなくてもなにも困らないけれど、誰かに話したくなる…