The Art and Science of Wine ~醸造家が語るリアルなワインづくり~ 愛好家にとって、ワインは夢でありファンタジーであるべきです。マーケッターたちは愛好家の夢をふくらませるべく、巧みな美辞麗句でワインを装い、都合の悪いことは隠します。一方、ワインづくりの現場で栽培家・醸造家たちが日々格闘しているのは、過酷なむきだしの現実です。造り手たちは、ファンタジーの向こう側にある科学と技術の世界に生きつつ、持てる情熱と能力を一本のワインに注ぎ込んでいます。本講座では、日本を代表する若手醸造家の安蔵光弘が、現場の視点からリアルなワインづくりを縦横無尽に語ります。
安蔵光弘プロフィール:東京大学農学部大学院卒業後、メルシャン株式会社に入社。勝沼ワイナリーの醸造部門、ワインの商品開発部門などを経て、2001年よりボルドー地方メドック地区のシャトー・レイソン(メルシャン所有)に赴任、4年間にわたって栽培と醸造に携わる。同時期にボルドー大学醸造学部に在籍し、D.U.A.D .およびDUTechnologie du Vin を取得。2005年に帰国、勝沼ワイナリーで再び醸造を担当したのち、2008年よりメルシャン生産SCM本部品質管理部課長として、輸入ワインの品質管理を担当している。フランス駐在中は、シタデル国際ワインコンクールやパリワインコンクールで審査員も務めた。