アンリ・ジャイエとは? ~世界で一番高価なワインを造った偶像破壊者 vol.4
アンリ・ジャイエがいかに豪腕の醸造家だったとしても、原料ブドウの成る畑が貧弱ならば、生まれでたワインはそこそこでしかなかっただろう。前回紹介したジャイエの言葉、「ワインの出来はテロワールが50%、造り手の腕が50%」の通…
ワイン教養
アンリ・ジャイエがいかに豪腕の醸造家だったとしても、原料ブドウの成る畑が貧弱ならば、生まれでたワインはそこそこでしかなかっただろう。前回紹介したジャイエの言葉、「ワインの出来はテロワールが50%、造り手の腕が50%」の通…
ワインの基礎
ヴェネチアやヴェローナなど人気の観光都市を有するヴェネト州は、ワインの生産もイタリアトップクラス。生産量世界No.1スパークリングのプロセッコをはじめ、ソアヴェやヴァルポリチェッラ、アマローネなどイタリアを代表する有名ワ…
コラム
「死んだらどうなるんだろう。寝ているときのように真っ暗になるだけなのかな」そんな疑問と、死ぬときに後悔したくないという気持ちが、わたしをワインの道へとかき立てたのです。 米倉利典さんは、長野県東御市に2018年にブドウを…
コラム
「ワインは人生を豊かにする」それを体現されている人たちにフォーカスし、その素敵なワイン人生を語っていただくシリーズ。第1弾は、極真空手からワインの世界へ、ダイナミックなライフチェンジを遂げた後藤芳輝先生です。空手の世界を…
ワインの基礎
海と山に囲まれた自然豊かな州、アブルッツォ。トレッビアーノ種やモンテプルチアーノ種といった土着品種から造られる安くておいしいデイリーワインは、海外では「The Wine for Pizza(ピッツァ用ワイン)」として愛飲…
ワインの基礎
アリゴテ(Aligoté)という、ブルゴーニュ地方の白ブドウをご存じでしょうか。同じ地方産の偉大すぎる白ブドウ、シャルドネ(Chardonnay)の陰にいる地味な兄弟品種で、通常は酸味の強いフレッシュな辛口ワインとなりま…
ワイン教養
「ピュアにして、強烈」。アンリ・ジャイエを1980年に「発見」し、アメリカ市場に初めて紹介した輸入業者、マルティーヌ・ソニエがそのワインを端的に表現した言葉である。低温マセレーションなど、特定の技術で語られがちなジャイエ…
ワインの基礎
今回の主役は、地中海周辺の陽光溢れる土地で栽培され、独特の輝きを放つブドウ品種、ヴェルメンティーノです。長い歴史を持つがゆえに、さまざまな名前で呼ばれるこの白ブドウは、シャルドネやソーヴィニヨン・ブランといった「大リーグ…
ワインの基礎
いまやワイナリー数が500軒を超え、ますます美味しくなりつづける日本ワイン。生食品種から欧州系品種にいたるまで、ルールに囚われない自由で多様なスタイルが魅力ですが、やはりその根底にあるのは甲州とマスカット・ベーリーA。日…
ワイン教養
蔵の仕込み場では、稲妻のような閃きと、驚異的な慧眼を誇ったアンリ・ジャイエ。対照的にこのヴィニュロン(栽培醸造家)は、ブドウ畑においては徹頭徹尾、「時代遅れの愚か者」であった。1990年代に行なわれたジャッキー・リゴーに…