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ワインを学ぶにも、単独のアイテムを試飲するよりも複数のアイテムを比較しながら試飲するほうが、数倍効果があがります。単一の試飲では意識できないような微細な特徴やニュアンスを、くっきりと浮かび上がらせるのが比較試飲法なのです。比較のアプローチには、同じぶどう品種で出来たワインの生産地比べ、同一ワイン銘柄の収穫年比べなど、多数の切り口が存在します。またアカデミー・デュ・ヴァンでは、ラベルを隠した形でのテイスティング(ブラインド・テイスティング)が基本となっており、これは先入観によって判断が左右されないようにするためです。 一切の外的情報を抽象し、比較しながらグラスの中身だけを純粋に捉える――これこそが、創立者のスティーヴン・スパリュアが提唱した革新的コンセプトであり、有名な「パリ対決」※の逸話にもそれは見て取れるでしょう。この新しいワインの捉え方は、瞬く間に世に広まり、今では世界標準として定着しています。
※ パリ対決: スティーヴン・スパリュアが1976年に主催した伝説的なワインイベント。アメリカ独立200周年のこの年に、当時まったく無名だったカリフォルニアワインを最高のフランスワインとブラインドで対決させ、フランスワイン業界の重鎮9名に採点させたというもの。誰もがフランスの圧勝を信じて疑わなかった中でカリフォルニアが勝利し、世界に衝撃が走った
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