アカデミー・デュ・ヴァン東京校 講座体験コラム
最終回はワインパーティ! 「ワインABCコース1」(東京校、旧 ワイン入門コース)
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 ワイン入門コースは、ワインに興味を持ち始めた方、ワインの入り口でちょっと迷っている方、などを対象とした初心者コースです。全6回の講座のなかには、ワインの基礎知識はもちろん、味わい方や楽しみ方のコツが満載。そして最終回には、レストラン・タテル・ヨシノで優雅にワインパーティが開催されます。ワインはお料理があってこそ輝きを増すもの。ワインと極上のお料理のマリアージュを楽しみながらのパーティの様子をお伝えしてみましょう。


レストラン・タテル・ヨシノで、素晴らしい料理とワインを楽しむ
 
オスピス・ド・ボーヌ他、パーティで楽しんだワインたち。
 ディナーパーティが開かれた「タテル・ヨシノ」はオーナー・シェフの名前を冠し、2003年東京の芝パークホテルにオープンした人気のフレンチレストラン。吉野シェフがパリに構える「ステラ・マリス」は8区に1997年にオープン以来、フランスの名だたる美食家の舌を驚愕させ、2006年に1つ星を獲得しています。
 当日はオードブルからデザートまでのフルコースで、素晴らしいお料理をいただきながら、ワインとのマリアージュを優雅に楽しむこととなりました。
ワインのリストとお料理のメニューは・・・・・・
【ワインリスト】
Billecart Salmon Brut Rose Champagne
ビルカール・サルモン・ブリュット・ロゼ

Were Dreames 1998 Silvio Jermann
ウェレ・ドリームス1998 シルヴォ・イエルマン

Pommerd Cuvee Suzanne Chaudron 2003 Hospices de Beaune/La Gibryotte
ポマール・キュヴェ・シュザンヌ・ショドロン2003 オスピス・ド・ボーヌ/ラ・ジブリオット

Le Cupole di Trinoro 1995 Tenuta di Trinoro
レ・クーポレ・ディ・トリノーロ1995 テヌータ・ディ・トリノーロ

【料理のメニュー】
Carpaccio de Chevreau
喜界島の仔ヤギのカルパッチョ[写真1]

Gaspacho de tobiuo
トビウオのガスパチョ[写真2]

Boudin de homard et cuisses de grenouille meuniere a la nage
オマール海老のブータンとグルヌイユのムニエル[写真3]

Caille farcie au foie gras
うずらとフォアグラのファルシー

Fromages de France Frais et Affine
フランス産フロマージュ

Parfait a la Pina Colada,lait de coco au tapioca
ココナッツのスープに浮かべたパイナップルのムースグラッセ[写真4]

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ロゼ・シャンパーニュと絵のように美しいアントレのマリアージュ
 
温かく迎えてくださった担当講師の森本知佐子先生と、タテル・ヨシノ総支配人の若林英司ソムリエ。
 パーティのはじまりは、ビルカール・サルモン・ブリュットで乾杯です。華麗でエレガントな風味とサーモンピンクが美しく映えるシャンパーニュ。その美味しさに誘われ受講生の皆さんの会話もはずみます。途中、入門コース担当講師の森本知佐子先生が、さりげなく各テーブルを回りながら、ワインやお料理の説明をされていきます。またこの日は、アカデミー・デュ・ヴァンでも講師をされている若林英司総支配人が、講座の皆さんのためにサーヴィスをしてくださり、プロのソムリエからもお話をうかがえる貴重な機会となりました。
 最初のロゼ・シャンパーニュと一緒にいただいたお料理は、「仔ヤギのカルパッチョ」と「トビウオのガスパチョ」。カルパッチョには、吉野シェフの故郷である喜界島から直送した風味豊かな仔ヤギが、ガスパチョには、グリーンのキュウリと赤いトマトの2色のスープにトビウオのマリネが盛り込まれ、自然の恵みを優雅に盛り込んだ目にも鮮やかな2皿。果実味豊かなロゼ・シャンパーニュがその味わいを一層引き立てます。
 続く3皿目の、「オマール海老のブータンとグルヌイユのムニエル」には、新進気鋭のイタリアの造り手、シルヴォ・イエルマンのシャルドネを合わせて。オマール海老の甘さと、ふくよかなシャルドネが優しく溶け合います。

「うずらとフォグラのファルシー」には果実味溢れるポマール・オスピス・ド・ボーヌが
 
メインディッシュは、うずらの胸肉にフォアグラを詰めた「うずらとフォアグラのファルシー」。吉野シェフのコンセプト「テロワ(大地)の料理」にふさわしい逸品。合わせたワインはポマール・キュヴェ・シュザンヌ・ショドロン2003 オスピス・ド・ボーヌ/ラ・ジブリオット。
 そしてメインディッシュの「うずらとフォグラのファルシー」と共にいただいたのが、ブルゴーニュ、オスピス・ド・ボーヌのポマール・キュヴェ・シュザンヌ・ショドロンのワインです。オスピス・ド・ボーヌのワインの由来は、1443年、ブルゴーニュ公国の財務長官ニコラ・ロランが貧しい人々を救済するために施療院(オスピス)を設立したことから始まります。当時は治療費を払うことができず施療院を利用できない人が多かったため、彼は自ら所有する葡萄畑を寄付し、その畑から造られるワインを売った収益で施療院を運営することとなりました。その後、彼の慈善の精神に共感を覚えたブルゴーニュの諸侯や生産者たちも葡萄畑を次々と寄進するようになり、こうした葡萄畑から造られたワインがオスピス・ド・ボーヌのワインです。
 このワインについては、森本先生と若林ソムリエからも興味深い説明が加えられました。若林ソムリエはワインのラベルを受講生に見せながら、 「今でも毎年11月第3日曜日には、寄進された葡萄畑から造られたワインがオークションにかけられ、その収益はオスピス・ド・ボーヌの建物の維持や運営に利用されます。今日皆さんにお出しするワインはアカデミー・デュ・ヴァンが落札したもの。オスピス・ド・ボーヌのワインのラベルには、アペラシオン、畑名のほかに、エルヴァージュ(貯蔵熟成)した人、落札した人の名前も記されていますので、それを良く見て選ぶことが大切ですね」と語ります。
 また森本先生もお料理とのマリアージュについて「このワインは果実味が豊かな個性を持つので、イチジクのピュレをお肉に少し添えていただくと、ワインとお料理が大変引き立て合います」と説明してくださいました。ワインからは、クラシックなピノノワールが持つさくらんぼの香りと、かすかに甘草と黒胡椒を伴ったアロマが優しく溢れています。マイルドでエレガントな果実味が口いっぱいに広がり、トリュフを思わせるような気品ある風味に彩られたワイン。フォアグラを詰めたうずらの胸肉に、ほんの少しイチジクのピュレをつけていただくと、ワインの果実味とみごとに溶け合って、幸せなマリアージュに喜びが込み上げてきました。
 続く、トスカーナのレ・クーポレ・ディ・トリノーロにはフロマージュの盛り合わせが合わせられ、この日はチーズについての知識も深めることができました。

大人の勉強は優雅なもの。入門講座の様子を語ってくださった受講生の皆さん


 
「最終回のパーティをとても楽しみにしてきました」と和やかな雰囲気の受講生の皆さん。
 そしてパーティの最後には、ムースグラッセのデザートをいただきながら、受講生の皆さんがこれまでの講座の思い出を語ってくださいました。
 「入門講座の第一回目は、シャンパーニュをはじめとする、各国のスパークリングワイン6種類を楽しみながらの授業でした。シャンパーニュの開け方を先生から学んだり、世界のスパークリングワインの味わいを比べたりしながらの楽しい授業。シャンパーニュのコルクはエレガントにスッと抜くようにと教えていただき、その時の音色は“淑女のため息”とも形容されることも知り、ワインとはなんてロマンチックなお酒なのだろうと感じたことを思い出します」
 「自分一人だとどうしても、好みの葡萄品種のワインばかりを飲んでしまいます。講座ではさまざまな葡萄品種のワインを体験するので、自分の飲まないワインにもこんなに美味しいものがあったのだと、新たな発見がありました。ワインのラベルの読み方、ワインショップでの上手な購入の仕方、レストランで注文する方法も教えていただきました。そして何よりも森本先生がとても気さくで優しくて、わからないことは何でも質問できる和やかな雰囲気であったのがうれしいことでした」。
 さらに、最後にはこんなお話もうかがえました「1990年のレフォール・ド・ラトゥールや今日のオスピス・ド・ボーヌなど、心に残るワインの数々。初心者だからこそ、本物のワインに触れていかなくてはいけないと思いました。素晴らしいワインとお料理をエレガントな空間で楽しむことができた今日のパーティのように、大人の勉強とは優雅にするものなんだ、ということをしみじみと感じさせてくれた講座でした」。


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