比較試飲法
アカデミー・デュ・ヴァンのワインレッスンは、「経験によって獲得された知識の蓄積」に重きを置いて組み立てられています。一回2時間の授業は、前半1時間が講義、後半1時間がテイスティングという構成で、双方は密接なつながりをもっています。講義で学んだ内容と直結するワインを実際に試飲することで、ワインの風味の背後に存在する品種特性、地域特性などを体験していくことができるのです。
テイスティングのアイテムは、超高級銘柄から手軽なものまで、最も学習効果が上がるように選定されています。どの講座でも、レッスンの度に4〜6種類のワインをテイスティングします。
なぜ比較試飲するのか
ワインを学ぶには、単独のアイテムを試飲するよりも複数のアイテムを比較しながら試飲するほうが、数倍効果があがります。単一の試飲では意識できないような微細な特徴やニュアンスを、くっきりと浮かび上がらせるのが比較試飲法なのです。比較のアプローチには、同じブドウ品種で出来たワインの生産地比べ、同一ワイン銘柄の収穫年比べなど、多数の切り口が存在します。
またアカデミー・デュ・ヴァンでは、ラベルを隠した形でのテイスティング(ブラインド・テイスティング)が基本となっており、これは先入観によって判断が左右されないようにするためです。
一切の外的情報を抽象し、比較しながらグラスの中身だけを純粋に捉える - これこそが、創始者のスティーヴン・スパリュアが提唱した革新的コンセプトであり、有名な「パリ対決」の逸話にもそれは見て取れるでしょう。この新しいワインの捉え方は、瞬く間に世に広まり、今では世界標準として定着しています。





